ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ(196)新出品のアロハシャツ [ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ]
本日は週末なので、恒例の
「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」をお届けします。
今回は「新出品のアロハシャツ」をご紹介します。
まず最初は、かなりスペシャルな、こちら ↓ から行きましょう。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/1058667796
胸ポケットに、日系人部隊「442連隊」の記章が、
また背中側には、大きなティキと、「フリーダムトーチ」が描かれています。
出品者さんが言うように、確かに専門書にも掲載されておらず、
筆者も古着屋さんなどで見たことはありません。
非常に珍しいものだと思います。
ブランドは「オコレハオ」です。
サンサーフはオコレハオの実名ラベルで、
「ワンプカプカ」(第百大隊)の柄を復刻していますね。
日系人マーク・ヤマナカさんは、日系人部隊と何か関係があるのでしょうか?
(日系人部隊所属だったとか?)
ハワイ島の方は筆者の調査が進んでおらず、詳細は不明です。
素材はレーヨン、ボタンは竹ボタンで、襟の大きさなどから見て
1950年代半ば頃の製品だと推測します。
もう1つ別の「10周年記念柄」かもしれませんね。
続いてはこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p1058626108
花火の柄ですが、なんとも不思議な雰囲気ですね。
街並みは石造りの建物のように見え、欧米風ですし、
橋(なのか桟橋なのか)も欧米風です。
一方、水に浮かぶ屋形船や、日本髪と着物の女性(芸者さんでしょうか?)などもいて、
日本の風景のようにも見えます。
この柄は非常に珍しいと思います。
専門書にも掲載はないと思いますし、古着屋さんなどでも見かけたことはありません。
花火の美しさがよく表れていて、とても良い柄です。
ブランドは「ポリネシアン・スポーツウェア」、
素材はレーヨン縮緬で、ボタンは竹ボタンです。
ちなみにこのポリネシアン・スポーツウェアに関してですが、
残念ながら詳細はわかっていません。
サンサーフは、「ポリネシアン・カジュアルズ社」のブランドだと説明していますが、
筆者はこの両者は別の会社、別のブランドだと考えています。
「ポリネシアン・スポーツウェア」はほとんどレーヨン縮緬しか使っておらず
(それ以外の生地を筆者は見たことがありません)、
それらが日本製のプリント生地であることから、
日系人が経営していたと推測しています。
年代としては、1950年代前半から末頃まででしょうか?
一方のポリネシアン・カジュアルズ社は、
トーマス・ホプキンスという人物(おそらく西洋系)が、
1960年頃から営んでいたメーカーであることがわかっています。
1960年代なのでレーヨン縮緬は使っておらず、
シルクやコットンサテンなどの生地(これも日本製ですが)をよく使っています。
年代的に見て、引き継いだ(買収した)可能性はもちろんありますが、
同じ会社だと考えるのは無理があります。
したがってこの両者は全くの別物だと言えるのではないでしょうか?
(住所も全く違うので、買収した=引き継いだ、と考えるのも違和感があります。)
話が脱線して長くなってしまいましたので
今回はこの辺で。
次回をお楽しみに。
(次回に続く)
「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」をお届けします。
今回は「新出品のアロハシャツ」をご紹介します。
まず最初は、かなりスペシャルな、こちら ↓ から行きましょう。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/1058667796
胸ポケットに、日系人部隊「442連隊」の記章が、
また背中側には、大きなティキと、「フリーダムトーチ」が描かれています。
出品者さんが言うように、確かに専門書にも掲載されておらず、
筆者も古着屋さんなどで見たことはありません。
非常に珍しいものだと思います。
ブランドは「オコレハオ」です。
サンサーフはオコレハオの実名ラベルで、
「ワンプカプカ」(第百大隊)の柄を復刻していますね。
日系人マーク・ヤマナカさんは、日系人部隊と何か関係があるのでしょうか?
(日系人部隊所属だったとか?)
ハワイ島の方は筆者の調査が進んでおらず、詳細は不明です。
素材はレーヨン、ボタンは竹ボタンで、襟の大きさなどから見て
1950年代半ば頃の製品だと推測します。
もう1つ別の「10周年記念柄」かもしれませんね。
続いてはこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p1058626108
花火の柄ですが、なんとも不思議な雰囲気ですね。
街並みは石造りの建物のように見え、欧米風ですし、
橋(なのか桟橋なのか)も欧米風です。
一方、水に浮かぶ屋形船や、日本髪と着物の女性(芸者さんでしょうか?)などもいて、
日本の風景のようにも見えます。
この柄は非常に珍しいと思います。
専門書にも掲載はないと思いますし、古着屋さんなどでも見かけたことはありません。
花火の美しさがよく表れていて、とても良い柄です。
ブランドは「ポリネシアン・スポーツウェア」、
素材はレーヨン縮緬で、ボタンは竹ボタンです。
ちなみにこのポリネシアン・スポーツウェアに関してですが、
残念ながら詳細はわかっていません。
サンサーフは、「ポリネシアン・カジュアルズ社」のブランドだと説明していますが、
筆者はこの両者は別の会社、別のブランドだと考えています。
「ポリネシアン・スポーツウェア」はほとんどレーヨン縮緬しか使っておらず
(それ以外の生地を筆者は見たことがありません)、
それらが日本製のプリント生地であることから、
日系人が経営していたと推測しています。
年代としては、1950年代前半から末頃まででしょうか?
一方のポリネシアン・カジュアルズ社は、
トーマス・ホプキンスという人物(おそらく西洋系)が、
1960年頃から営んでいたメーカーであることがわかっています。
1960年代なのでレーヨン縮緬は使っておらず、
シルクやコットンサテンなどの生地(これも日本製ですが)をよく使っています。
年代的に見て、引き継いだ(買収した)可能性はもちろんありますが、
同じ会社だと考えるのは無理があります。
したがってこの両者は全くの別物だと言えるのではないでしょうか?
(住所も全く違うので、買収した=引き継いだ、と考えるのも違和感があります。)
話が脱線して長くなってしまいましたので
今回はこの辺で。
次回をお楽しみに。
(次回に続く)
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