ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ(197)新出品のアロハシャツ [ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ]
本日は週末なので、恒例の
「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」をお届けします。
今回も引き続き「新出品のアロハシャツ」をご紹介します。
夏真っ盛りなので、ヴィンテージ・アロハシャツの出品も最高潮といった感じです。
まず最初は、こちら ↓ から。前回ご紹介のものと同じ
「ポリネシアン・スポーツウェア」です。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/t1059032104
白と黒が基調(+薄い黄色)のモノトーンのラウハラの木の密林に、
朱色と黄色のヨットが小さく描かれています。
ヨットの感じが、イオラニ・スポーツウェアっぽい印象を受けます
(両ブランドでは絵のタッチが共通するものが多いので、
同じ絵描きとか、同じ染工所など何らかの関係があるような気がします)。
素材はレーヨン縮緬(前回述べたように、
ポリネシアンで縮緬以外を筆者は見たことがありません)、ボタンは竹ボタン
(これもポリネシアンに共通の素材です)になります。
続いてはこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/1058406408
ホタテ貝などの大きな貝が横に並び、
さらにヒトデや海藻なども横に並んだ、面白い柄です。
ブランドはシスコ社の「デューク・カハナモク」で、
1950年代半ばから後半頃の製品です。
素材はコットン、ボタンは貝ボタンになります。
そしてこちら。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f1057775847
葉っぱのような模様が4つ組み合わされた、
通称「四つ葉タパ」(と勝手に筆者が呼んでいます)と
丸いパイナップルとが、縦に連なって描かれています。
出てくるモチーフは異なりますが、配列が似ている柄が、
1949年前後に多く見られるので、
この柄も同じ頃の製品でしょう。
メーカーは、「ナニ・スポーツウェア社」で、
デザイナーはベティ・ロバートソンという女性でした。
素材はコットン、ボタンは竹ボタンになります。
と、ここで、織ネームに注目しておきます。
こちらのシャツの織ネームは、(繰り返しになりますが)これ ↓ です。
「ナニ・ホノルル」と書かれています。
一方、ナニの、よく見かける織ネームはこちら ↓ になります。
(筆者コレクションより)
「ナニ・オブ・ハワイ」です。
些細な違いだと思われるかもしれませんが、
筆者は結構大きな違いだと考えます。
「ナニ・ホノルル」の方が古くて(Rマークがありません)、
1940年代から1950年代初頭のもの、
「ナニ・オブ・ハワイ」の方が新しくて(Rマークがあります)、
1950年代前半から60年代前半までのもの
(ナニ・スポーツウェア社は1964年5月に閉鎖されたことがわかっています)だと
筆者は推測しています。
最後はこちら。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e1058704534
パイナップルやハイビスカス(と、ヤシの実のお椀でしょうか?)が、
版画調のカクカクした直線的タッチで描かれています。
好き嫌いが分かれそうな不思議な柄です。
織ネームは「メイドインハワイ」となっていて、メーカーは不明です。
素材はコットン、ボタンはグレーの尿素ボタン(ハワイ製では珍しい)となっています。
面白いのはその色使いです。
濃い茶色と薄い黄色を使っているところが、上の「ナニ」と似ています。
ほぼ同じ時代の製品と考えてもいいのではないでしょうか?
今回はこの辺で。
次回をお楽しみに。
(次回に続く)
「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」をお届けします。
今回も引き続き「新出品のアロハシャツ」をご紹介します。
夏真っ盛りなので、ヴィンテージ・アロハシャツの出品も最高潮といった感じです。
まず最初は、こちら ↓ から。前回ご紹介のものと同じ
「ポリネシアン・スポーツウェア」です。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/t1059032104
白と黒が基調(+薄い黄色)のモノトーンのラウハラの木の密林に、
朱色と黄色のヨットが小さく描かれています。
ヨットの感じが、イオラニ・スポーツウェアっぽい印象を受けます
(両ブランドでは絵のタッチが共通するものが多いので、
同じ絵描きとか、同じ染工所など何らかの関係があるような気がします)。
素材はレーヨン縮緬(前回述べたように、
ポリネシアンで縮緬以外を筆者は見たことがありません)、ボタンは竹ボタン
(これもポリネシアンに共通の素材です)になります。
続いてはこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/1058406408
ホタテ貝などの大きな貝が横に並び、
さらにヒトデや海藻なども横に並んだ、面白い柄です。
ブランドはシスコ社の「デューク・カハナモク」で、
1950年代半ばから後半頃の製品です。
素材はコットン、ボタンは貝ボタンになります。
そしてこちら。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f1057775847
葉っぱのような模様が4つ組み合わされた、
通称「四つ葉タパ」(と勝手に筆者が呼んでいます)と
丸いパイナップルとが、縦に連なって描かれています。
出てくるモチーフは異なりますが、配列が似ている柄が、
1949年前後に多く見られるので、
この柄も同じ頃の製品でしょう。
メーカーは、「ナニ・スポーツウェア社」で、
デザイナーはベティ・ロバートソンという女性でした。
素材はコットン、ボタンは竹ボタンになります。
と、ここで、織ネームに注目しておきます。
こちらのシャツの織ネームは、(繰り返しになりますが)これ ↓ です。
「ナニ・ホノルル」と書かれています。
一方、ナニの、よく見かける織ネームはこちら ↓ になります。
(筆者コレクションより)
「ナニ・オブ・ハワイ」です。
些細な違いだと思われるかもしれませんが、
筆者は結構大きな違いだと考えます。
「ナニ・ホノルル」の方が古くて(Rマークがありません)、
1940年代から1950年代初頭のもの、
「ナニ・オブ・ハワイ」の方が新しくて(Rマークがあります)、
1950年代前半から60年代前半までのもの
(ナニ・スポーツウェア社は1964年5月に閉鎖されたことがわかっています)だと
筆者は推測しています。
最後はこちら。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e1058704534
パイナップルやハイビスカス(と、ヤシの実のお椀でしょうか?)が、
版画調のカクカクした直線的タッチで描かれています。
好き嫌いが分かれそうな不思議な柄です。
織ネームは「メイドインハワイ」となっていて、メーカーは不明です。
素材はコットン、ボタンはグレーの尿素ボタン(ハワイ製では珍しい)となっています。
面白いのはその色使いです。
濃い茶色と薄い黄色を使っているところが、上の「ナニ」と似ています。
ほぼ同じ時代の製品と考えてもいいのではないでしょうか?
今回はこの辺で。
次回をお楽しみに。
(次回に続く)
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