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ハワイの新聞記事から その177 1930 ムサシヤ・ザ・シャツメーカーが会社組織にする(3) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、アロハシャツに関するハワイの新聞記事の中から、
面白そうなものをランダムに選び、翻訳してご紹介しています。

現在は、1930年のホノルル・スターブリトゥン紙に掲載された、
ムサシヤ・ザ・シャツメーカーの記事をご紹介しています。



宮本孝一郎.jpg

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『1930年 リバー通り沿いの有名なシャツメーカーが会社組織にする(3)

 英語が話される、世界のあらゆる場所から、客はやって来る。

大都市の中心から、村々から、
そしてアフリカの黄金海岸に存在するような偏狭の地や、
アルゼンチンの大草原からでさえ。

 しかしながら、ムサシヤの広告が2年前に船上での無線新聞にも
登場するようになるまでは、
過去10年間、週に1回の定期発行だったホノルル・スターブリトゥン紙土曜版は
広告スペースに限りがあったのである。


ホノルル・スターブリトゥン紙だけを使った

 何千部ものホノルル・スターブリトゥン紙土曜版が、
定期購読者や観光客によって世界の隅々に、近いところにも遠いところにも、
送られてきたのであり、
そのためムサシヤ・ザ・シャツメーカーの地味な広告が
数えきれないほどの読者の注意を引いたと言われており、
またおそらくそれは事実である。

 ムサシヤの広告を読みたい、そして海外に送りたいという要望が
非常に多くなったため、小冊子が発行された。

その中には、独特の例と、
「ムサシヤ・ザ・シャツメーカーが活字になるまでの経緯」という話とが入っていた。

その小冊子は現在、第三版第二刷であり、
1冊25セントで年に数千部が買われている。

そのことは、大衆が広告を読むのが嫌いなわけではない、
それどころか、読むことにお金を払おうとさえしているということを
示しているように見えるのである。』




上の記事に出てくる
「ムサシヤ・ザ・シャツメーカーが活字になるまでの経緯」
というタイトルの小冊子には、いくつかのバージョンがあるようです。
探してみると、

il_1140xN.3817855012_l8y1.jpg
(筆者がハワイでコピーを入手したのはこのバージョンです)

スクリーンショット 2022-07-06 223259.jpg

スクリーンショット 2022-07-06 223623.jpg

の3つが見つかりました。

最後のものは、サンサーフの製品に付けられる「下げ札」 ↓

i-img1200x1200-1584414059vjzmhr5622.jpg

に転用されていますね。



この小冊子には、新聞に掲載された広告が再録されているのですが、
例えば、こんな感じです。

il_1140xN.3817841854_90v4.jpg

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il_1140xN.3865361723_wie6.jpg

https://www.etsy.com/listing/771538609/1922-how-musa-shiya-the-shirtmaker-broke

(Etsyの出品物より引用)



ただし、アロハシャツについて何か新しい情報が書かれているわけではなく、
また読んでいて特に面白いものでもありません。
¥35000余り(現在の出品価格=日本円換算)のお金を出して
買うほどのものではないでしょう。




(次回に続く)

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