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ハワイの新聞記事から その164 1984 ジョージ・ブランジエへのインタビュー(31) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、アロハシャツに関するハワイの新聞記事の中から、
面白そうなものをランダムに選び、翻訳してご紹介しています。

現在は引き続き、1984年に行われた、
カハラ共同創業者ジョージ・ブランジエへのインタビューを、
文字に起こしたものを翻訳しています。
長かったですが、いよいよ最終回です。


George-Brangier (2).jpg

『ジョージ・ブランジエへのインタビュー(31)
インタビュー/ケン・プラット

ジョージ・ブランジエ:米国本土を旅行する間、
鍵を取り出してどこかに置き忘れないように、私は金の鎖に鍵を付けています。

鍵はここにあるぞ、
スーツケースの鍵もホテルのセーフティ・ボックスの鍵もここにあるぞと。

だから外から戻ってきたときに鍵を探す必要はありません。

ええと、フレッド(訳者補足:2人の共通の知人、フレッド・コーデス)は金の鎖、
それは「蛇の鎖」と呼ばれていましたが、
美しい金の鎖を持っていました。

それはこれくらい長くなければなりません、24インチくらい。

ケン・プラット:はあ。

ジョージ・ブランジエ:それに比べると私の鎖は、
どちらかと言えば貧弱で小さいもので、私は彼をからかったものでした。

私は、「フレッド、もしこれが消えたら、どこを探すべきかわかるだろ?」と言って
彼をからかったのです。

それは、フレッドの奥さんがフレッドにあげた、結婚50周年記念の贈り物でした。

フレッドが死んだ後のある日、彼女は私に電話をかけてきてこう言いました。

「フレッドはあなたにそれを持っていてほしがっただろうから、
アウトリガー・カヌー・クラブの受付に、あなたあてにその鎖を預けておきます。」

ケン・プラット:それは素晴らしいことではありませんか?

素晴らしい。 素晴らしい!

ジョージ・ブランジエ:それはきっと価値があるもののはずですが、
私にはよくわかりません。

500ドルかそれ以上かな。

ケン・プラット:ええと、ジョージ、これは非常に興味深い話です。

当クラブは、あなたがクラブに行ってくださることに多大な感謝を申し上げます。

あなたは1日に1~2時間、クラブに行きますよね?

ジョージ・ブランジエ:クラブは私を終身会員にしてくれました。

ケン・プラット:終身会員は素晴らしいですね。

クラブはあなたに、まだたくさんの借りがあります。

なぜなら時間がある人も、園芸の才能を持っている人もそれほど多くはないので…。

クラブの人たちは、あなたが園芸の才能を持っていると言っていましたよ。

ジョージ・ブランジエ:確かに私には園芸の才能があります。

そしてもう一つ、私はわずか1ブロックしか離れていないところに住んでいるので、
クラブへ行くのに何の問題もありません。

ケン・プラット:2分で着けますものね。

ええと、ジョージ、今日はどうもありがとうございました。

感謝申し上げます。

ジョージ・ブランジエ:どういたしまして。

クラブでやるべきことが他にいくつかあるので。

それらをやらねばなりません、ゆっくりだが確実に。

ケン・プラット:あなたは素晴らしい仕事をしていますよ。

どうもありがとう。』



ブランフリート・スポーツウェア社、のちのカハラ・スポーツウェア社を創業した
ジョージ・ブランジエ氏のロングインタビューをご紹介しました。

アウトリガー・カヌー・クラブでのインタビューだったので、
もちろんクラブの話が大半で、読まれた皆様もさぞ退屈だったことでしょう。

ブランフリート創業の話が書かれているかもしれないと思ったので翻訳を始めたのですが、
そんな話はなかなか出て来ず、
でも、もう少し読めば何か出てくるかもと期待を抱きつつ、長々と翻訳して、
気が付いたら最後まで来てしまいました。
そして結局、最初の方に少し出てきただけでしたね。
ちょっと拍子抜けという感じでした。
期待された方には申し訳ございません。

ハリウッドで俳優をやっていたことなど、
まあ、どうでもいいことを知ることができてよかったです。


次回からは、また別の記事を翻訳します。
お楽しみに。



(次回に続く)

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