ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ(177)最近終了した注目のアロハシャツ [ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ]
本日も前回に引き続き、週末恒例の
「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」をお届けします。
今回は「最近終了した注目のアロハシャツ」を取り上げます。
6月に入って、いいものがたくさん出品されており、
その一方でどんどん落札されているため、
ご紹介が追い付かずにおりますが、
記録として残すためにも、終了分もご紹介しています。
まず最初はこちら ↓ からご紹介しましょう。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k1052816394
サトウキビの茎と葉と穂が描かれた柄になります。
サトウキビだけの柄というのもありますが、
こちらは、遠くに見える山々を組み合わせたことで、
遠近感や奥行き感が出た、いい柄になっていると思います。
専門書をざっと見てみましたが、掲載されてなさそうで、
なかなか珍しい柄ではないでしょうか?
ちなみに、サトウキビだけの柄(柄としては単純)の方が
おそらく年代的には少し古く、1940年代末頃のもの、
一方のこちら(柄としては少し凝っている)はそれより少しだけ新しい、
1950年代初頭頃のもの、と推測します。
素材はレーヨン、プリントはオーバープリント
(濃色地の色違いが存在すると思いますが、濃色地の場合は抜染プリントでしょう)、
ボタンは竹ボタンです。
続いてご紹介するのはこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b1051529119
こちらは、「パリハワイアン」の、比較的よく見かける柄ですね。
ダイヤモンドヘッドと、ヤシ、ハイビスカス、藁葺きの家とサーフボード、
そして虹という、パリハワイアンお得意のモチーフがてんこ盛りになっています。
織ネームは「パリハワイアンスタイルド」と、最後に「ド」が付いているタイプです。
そもそもパリハワイアンには、様々なタイプの織ネームがあるのですが、
後期と思われるタイプに限っても、少なくとも3つの種類があります。
最もポピュラーと思われるのが「パリハワイアンスタイル」 ↓ です。
(筆者コレクションより)
そして、上の「パリハワイアンスタイルド」 ↓ 。
そして「パリスタイルハワイアン」 ↓ というのもありますが、これはやや珍しいです。
(筆者コレクションより)
どのように使い分けていたのかはよくわかりません。
ただ、これらの織ネームが付いたシャツは、
前期と思われる織ネーム(例えばこちら ↓ )
(筆者コレクションより)
が付いたシャツに比べて、
概して、プリントの質や色数、柄の個性(ユニークさ)などの点で、
簡略化されているように思います
(前期にあった「和柄」や「レーヨン縮緬生地」などが後期では見られません)。
また、織ネームの下部がほつれて失われている場合が多いのですが、
まれに残っているものを見ると「メイドインジャパン」と書かれています。
おそらく3種類とも「メイドインジャパン」だったのではないかと
筆者は推測しています。
話がかなりそれました。ヤフオク出品物のシャツに戻ります。
こちらは、素材がレーヨン、プリントはオーバープリントで、
ボタンは(拡大画像がないので推測ですが)シェルミーボタンだと思われます。
1950年代末~60年代初頭頃の製品だと推測します。
今回は深堀してしまったので、点数をご紹介できませんでした。
ご了承ください。
次回をお楽しみに。
(次回に続く)
「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」をお届けします。
今回は「最近終了した注目のアロハシャツ」を取り上げます。
6月に入って、いいものがたくさん出品されており、
その一方でどんどん落札されているため、
ご紹介が追い付かずにおりますが、
記録として残すためにも、終了分もご紹介しています。
まず最初はこちら ↓ からご紹介しましょう。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k1052816394
サトウキビの茎と葉と穂が描かれた柄になります。
サトウキビだけの柄というのもありますが、
こちらは、遠くに見える山々を組み合わせたことで、
遠近感や奥行き感が出た、いい柄になっていると思います。
専門書をざっと見てみましたが、掲載されてなさそうで、
なかなか珍しい柄ではないでしょうか?
ちなみに、サトウキビだけの柄(柄としては単純)の方が
おそらく年代的には少し古く、1940年代末頃のもの、
一方のこちら(柄としては少し凝っている)はそれより少しだけ新しい、
1950年代初頭頃のもの、と推測します。
素材はレーヨン、プリントはオーバープリント
(濃色地の色違いが存在すると思いますが、濃色地の場合は抜染プリントでしょう)、
ボタンは竹ボタンです。
続いてご紹介するのはこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b1051529119
こちらは、「パリハワイアン」の、比較的よく見かける柄ですね。
ダイヤモンドヘッドと、ヤシ、ハイビスカス、藁葺きの家とサーフボード、
そして虹という、パリハワイアンお得意のモチーフがてんこ盛りになっています。
織ネームは「パリハワイアンスタイルド」と、最後に「ド」が付いているタイプです。
そもそもパリハワイアンには、様々なタイプの織ネームがあるのですが、
後期と思われるタイプに限っても、少なくとも3つの種類があります。
最もポピュラーと思われるのが「パリハワイアンスタイル」 ↓ です。
(筆者コレクションより)
そして、上の「パリハワイアンスタイルド」 ↓ 。
そして「パリスタイルハワイアン」 ↓ というのもありますが、これはやや珍しいです。
(筆者コレクションより)
どのように使い分けていたのかはよくわかりません。
ただ、これらの織ネームが付いたシャツは、
前期と思われる織ネーム(例えばこちら ↓ )
(筆者コレクションより)
が付いたシャツに比べて、
概して、プリントの質や色数、柄の個性(ユニークさ)などの点で、
簡略化されているように思います
(前期にあった「和柄」や「レーヨン縮緬生地」などが後期では見られません)。
また、織ネームの下部がほつれて失われている場合が多いのですが、
まれに残っているものを見ると「メイドインジャパン」と書かれています。
おそらく3種類とも「メイドインジャパン」だったのではないかと
筆者は推測しています。
話がかなりそれました。ヤフオク出品物のシャツに戻ります。
こちらは、素材がレーヨン、プリントはオーバープリントで、
ボタンは(拡大画像がないので推測ですが)シェルミーボタンだと思われます。
1950年代末~60年代初頭頃の製品だと推測します。
今回は深堀してしまったので、点数をご紹介できませんでした。
ご了承ください。
次回をお楽しみに。
(次回に続く)
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