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ハワイの新聞記事から その129 1956 品質はカハラ社の要石である(4) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、アロハシャツに関するハワイの新聞記事の中から、
面白そうなものをランダムに選び、翻訳してご紹介しています。

現在は、1956年の『ホノルル・アドヴァタイザー紙』に掲載された、
カハラ・スポーツウェア社についての新聞記事を翻訳しています。



『ハワイの衣料品産業 第9回 カハラ
 品質はカハラ社の要石である(4)
 文/ナンシー・ハーロッカー

 カハラ社のプリント生地のほとんどはコットンである。

プリント柄は同社だけのもので、
そのうちのいくつかは12年もの長きにわたって市場に出ている。

デイル・バレットは幅広い種類の柄をデザインしており、
それらの柄は、あらゆる機会に合う適合性と、
時代に即したファッション性との両方を強調している。

 カハラ社が魅力ある高品質の服を本土市場に供給し続けることによって、
ハワイの伸び行く衣料品産業は、ますます認められるようになってきている。』





この記事が書かれた「1956年」の時点で、
「カハラ社のプリント生地のほとんどはコットン」だという記述は、
かなり重要な指摘です。

カハラ社には、レーヨン抜染の生地やシルクの生地を使ったアロハシャツが
かなりたくさん存在するのですが、
「1956年」にはそれらはほとんど使われていないと述べられているわけです。

確かに、(シスコ社製ではなく)カハラ社製の「デューク・カハナモク」の
アロハシャツなどはコットン製ばかりですね。

改めて調べてみたところ、こちらのコットン製のシャツ ↓ は、1956年製でした。

s-DSCN9423.jpg

(筆者コレクションより)

この柄には「マクレ・タパ」という名前が付けられていました。

ちなみに配色は、この「茶色」と、
少し前にご紹介した「青色」の2種類があったようです。

s-PICT0052.jpg

(筆者コレクションより)



この、1956年の新聞記事は今回で終わりです。
次回はまた別の記事をご紹介します。
お楽しみに。



(次回に続く)

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