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ハワイの新聞記事から その125 1968 ファッションの父子チームは未来を見る(4) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、アロハシャツに関するハワイの新聞記事の中から、
面白そうなものをランダムに選び、翻訳してご紹介しています。

現在は、1968年の『ホノルル・アドヴァタイザー紙』に掲載された、
カハラ・スポーツウェア社とノーフリート父子に関する記事を翻訳しています。



Norfleet.jpg

『ファッションの父子チームは未来を見る(4)
 文/ホープ・デニス
 (ホノルル・アドヴァタイザー紙ファッション・ライター)

 ハワイの衣料品産業がこれまでどのように発展してきたかを統計は示している。

1954年には控除前卸売価格が500万ドルあり、
従業員は900人で給料は160万ドルであった。

1958年には控除前卸売価格は1000万ドルで、
従業員は1600人であった。

 今年(訳注:1968年)、衣料品産業は、
控除前卸売価格2500万ドル(その半分以上は輸出であろう)、
従業員3000人、給料1000万ドルを予想している。

 衣料品産業もまた非常に成長してきたのである。

 カハラ・スポーツウェア社のファイルにある古い写真を入念に調べると、
同社の最初のビーチ・ドレスの1つはミッドカーフ丈
(訳注:ふくらはぎの真ん中程度の長さ)であったと気付くのは興味深い。

 今日、この丈はミディと呼ばれ、
ハワイのスポーツウェア市場にちょうど再紹介されたところである。

 こうしてファッションの輪は、常に回るのである。』




1968年にハワイのスポーツウェア市場に再登場したのが、
このような ↓ ミッドカーフ丈のドレスだそうです。

Kahala 1968 -3.jpg


「同社の最初のビーチ・ドレスの1つ」が、何年に作られたものか、
またどのようなデザインのものかは、
年代も写真も示されていないのでよくわかりませんが、
おそらく1930年代末頃のものではないかと筆者は推測します。


その一方で、こちらの水着 ↓ には、

Kahala 1948.jpg

「カハラ・スポーツウェア社によって1948年頃に作られた、
 最初のツーピース式スイムスーツの1つ」
という説明が付けられています。

そして、それと対比されているのが、こちらの水着 ↓ で、

Kahala 1968.jpg

こちらは1968年の新作だそうです。

アップにするとこんな花柄 ↓ です。

Kahala 1968 -2.jpg




ちなみに、上の「ミッドカーフ丈のドレス」の柄は、
このアロハシャツ ↓ と同じ柄ですね。

s-PICT0052.jpg

(筆者コレクションより)


この部分 ↓ は、

スクリーンショット 2022-04-19 222736.jpg
この部分 ↓ 
スクリーンショット 2022-04-15 131533.jpg
と同じですし、
この部分 ↓ は
スクリーンショット 2022-04-19 223525.jpg
この部分 ↓ 
スクリーンショット 2022-04-15 132419.jpg
に対応しています。
ちょっとわかりにくいですかね?

これと
スクリーンショット 2022-04-19 223851.jpg
これは
横向き.jpg
同じだとわかるでしょうか?



この記事は今回で終わりです。
次回はまた別の記事をご紹介します。
お楽しみに。



(次回に続く)

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