ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ(162)新出品&色違いのアロハシャツ [ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ]
本日は日曜なので前回に引き続き翻訳の方はお休みして、
恒例の「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」をお届けします。
今回は「新出品のアロハシャツ」を取り上げます。
まず最初は、こちら ↓ です。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k1046715237
派手さはありませんが、かなりレアな柄だと思います。
筆者は初めて見ました。
ワットムルス系列のショップ「レイラニギフトショップ」の製品で、
白地に青とグレーのオーバープリントで、
ハワイ語とその絵が描かれています。
その名も「ラーン・ハワイアン」(ハワイ語を学ぼう)。
女性が「ワヒネ」、男性が「カネ」あたりは基本ですが、
船が「モク」、馬が「リオ」、猫が「ポポキ」というのは知りませんでした。
それにしても猫が描かれているアロハシャツというのは、
この柄以外にはないのではないでしょうか?
それだけでもすごいです。
ボタンは白の尿素ボタンで、第1ボタンも同じ大きさのものが付いています。
1940年代半ば、もしかしたら1930年代末か1940年代前半のものかもしれません。
続いてはこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p1046073644
ダイヤモンドヘッドとサーファーとヤシの木が描かれた、
王道のハワイ柄です。
ブランドは「イオラニ」で、なるほどイオラニが得意とするタイプの柄です。
同じ柄の色違いは確か以前にもご紹介していますね。
(過去のヤフオク出品物より引用)
(過去のヤフオク出品物より引用)
(筆者コレクションより)
素材はレーヨン縮緬、プリントはオーバープリント、
ボタンは竹ボタンです。
製造年代は1950年代半ばと推測します
(1940年代製という説明は正しくありません)。
最後にこちら。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/u1046379250
南国の夜の風景が描かれたノスタルジックな柄です。
ブランドは「フジヤマサクラ」。
あのサンサーフの和柄アロハに付けられている織ネームは
このフジヤマサクラから借用したものですね。
フジヤマサクラは古着市場ではほとんど見かけない珍しいブランドですが、
柄としてはとりたてて珍しい柄や凝った柄はありません。
やや粗雑な感じのプリントを見ても、「米国本土で、お安いアロハシャツを売るために、
日本で作って輸出していた製品」ではないかと推測します。
そもそも「フジヤマサクラ」というネーミングからして、
「日本ぽさ」を醸し出していますよね。
ちなみに、こちら ↓ とモチーフが似ていますよね。
(筆者コレクションより)
こちらはロイヤルハワイアンの、レーヨン縮緬製で、
もう少し描き込まれている(プリントが繊細な)ところと、
色数が多くてきれいに見えるところが違います。
ロイヤルハワイアンのもの(1950年代半ばと推測)が先に作られ、
フジヤマサクラのものはその廉価版として
1950年代末頃に作られたのではないでしょうか?
今回はこの辺で。
次回をお楽しみに。
(次回に続く)
恒例の「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」をお届けします。
今回は「新出品のアロハシャツ」を取り上げます。
まず最初は、こちら ↓ です。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k1046715237
派手さはありませんが、かなりレアな柄だと思います。
筆者は初めて見ました。
ワットムルス系列のショップ「レイラニギフトショップ」の製品で、
白地に青とグレーのオーバープリントで、
ハワイ語とその絵が描かれています。
その名も「ラーン・ハワイアン」(ハワイ語を学ぼう)。
女性が「ワヒネ」、男性が「カネ」あたりは基本ですが、
船が「モク」、馬が「リオ」、猫が「ポポキ」というのは知りませんでした。
それにしても猫が描かれているアロハシャツというのは、
この柄以外にはないのではないでしょうか?
それだけでもすごいです。
ボタンは白の尿素ボタンで、第1ボタンも同じ大きさのものが付いています。
1940年代半ば、もしかしたら1930年代末か1940年代前半のものかもしれません。
続いてはこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p1046073644
ダイヤモンドヘッドとサーファーとヤシの木が描かれた、
王道のハワイ柄です。
ブランドは「イオラニ」で、なるほどイオラニが得意とするタイプの柄です。
同じ柄の色違いは確か以前にもご紹介していますね。
(過去のヤフオク出品物より引用)
(過去のヤフオク出品物より引用)
(筆者コレクションより)
素材はレーヨン縮緬、プリントはオーバープリント、
ボタンは竹ボタンです。
製造年代は1950年代半ばと推測します
(1940年代製という説明は正しくありません)。
最後にこちら。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/u1046379250
南国の夜の風景が描かれたノスタルジックな柄です。
ブランドは「フジヤマサクラ」。
あのサンサーフの和柄アロハに付けられている織ネームは
このフジヤマサクラから借用したものですね。
フジヤマサクラは古着市場ではほとんど見かけない珍しいブランドですが、
柄としてはとりたてて珍しい柄や凝った柄はありません。
やや粗雑な感じのプリントを見ても、「米国本土で、お安いアロハシャツを売るために、
日本で作って輸出していた製品」ではないかと推測します。
そもそも「フジヤマサクラ」というネーミングからして、
「日本ぽさ」を醸し出していますよね。
ちなみに、こちら ↓ とモチーフが似ていますよね。
(筆者コレクションより)
こちらはロイヤルハワイアンの、レーヨン縮緬製で、
もう少し描き込まれている(プリントが繊細な)ところと、
色数が多くてきれいに見えるところが違います。
ロイヤルハワイアンのもの(1950年代半ばと推測)が先に作られ、
フジヤマサクラのものはその廉価版として
1950年代末頃に作られたのではないでしょうか?
今回はこの辺で。
次回をお楽しみに。
(次回に続く)
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