SSブログ

ハワイの新聞記事から その81 1939 ハワイの衣料品産業(17) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、アロハシャツに関するハワイの新聞記事の中から、
面白そうなものをランダムに選び、翻訳してご紹介しています。

現在は、『ホノルル・アドヴァタイザー紙』に掲載された、
1939年の記事を翻訳しています。
内容は、ハワイの衣料品産業に関する文章です。
今回はチャーリー・チャン・クローズに関する記述です。



ハワイの衣料品産業(17)
文/ローナ・アーレン

 チャーリー・チャンの工場は、わずか1年と少し前に創業したばかりであるが、
これまで着実に成長してきており、
現在は、ヌウアヌ通りとクイーン通りの交差する場所に17人の従業員を抱え、
非常に利益を上げている。

 チャーリー・チャン・クローズに関して驚くべきことは、
この会社のオーナーが本当にチャーリー・チャンという名前だということである。

この事実が、特に本土のバイヤーたちや店舗の重役たちに愉快な印象を与えている。

 しかしながら、そこで作られている衣料品のほとんどは
地元ハワイでの消費用である。

チャン氏によれば、シャークスキンやデザート・クロスのスラックス・スーツが
最も需要があるそうである。

 「うちはほとんど無地物の生地を使っています。」と彼は言った。

「市場には安っぽいハワイ調のものがあまりにたくさん出回っていると思うので、
私は、ハワイ調ではない、品質の良いものを生産しています。」』




チャーリー・チャン・クローズは、
おそらく戦前にのみ存在したメーカーだと思われます。
そのため、ヴィンテージ・アロハシャツはほとんど残っておらず、
古着屋さんやヤフオクなどで見かけることもほとんどありません。

実際筆者は1度しか見たことがありません。

ぜひ見てみたいものです。



(次回に続く)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ファッション

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。