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ハワイの新聞記事から その62 1947 ポリネシアン・デザインの生地は大規模な製造業に(2) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、アロハシャツに関するハワイの新聞記事の中から、
面白そうなものをランダムに選び、翻訳してご紹介しています。

前回から、『パラダイスオブザパシフィック誌』に掲載された、
1947年頃(正確な掲載年月日は不明)の記事を翻訳しています。
ある生地プリントメーカーの話です。



『ハワイの新産業
 真正のポリネシアン・デザインの生地はいま、大規模な製造業である(2)』

 彼(訳者補足:ハワイアン・ハンド・プリンツ社社長のハル・ウィルコック氏)は、
ハリウッドのスタジオ向けの映画セットのデザイナーになり、
たくさんの南海の島の映画のセットで働いた。

こうした経験が太平洋地域への彼の興味を増大させたのである。

そして1929年に、タヒチへ行く機会と共に彼にチャンスが訪れた。

そこで彼はポリネシア美術をそれまで以上に学んだが、
大恐慌のせいでハリウッドに戻らねばならなくなった。

「楽園」を体験した彼は、
もはや「文明社会」の平凡なルーティンには興味を持てなくなり、
ついにはタヒチに戻って、再び絵を描き始めたのである。』




ハワイアン・ハンド・プリンツ社.jpg

新しい作業場での、ハワイアン・ハンド・プリンツ社の経営者たち。
手を使って圧力をかけることで染料が生地にしみこむ。


ハワイアン・ハンド・プリンツ社の生地.jpg

マルケサス島のカヌーのパドルがこのテキスタイル・デザインをインスパイアした。




(次回に続く)
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