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ハワイの新聞記事から その48 1960 エルシー・ダースの芸術的才能(12) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、アロハシャツに関するハワイの新聞記事の中から、
面白そうなものをランダムに選び、翻訳してご紹介しています。

現在は、ホノルル・アドヴァタイザー紙の1960年の記事を翻訳しています。
話題は、戦前はテキスタイル・デザイナーとして活躍し、
戦後はドレスのデザイナーとなったエルシー・ダースについてです。



Das 3.jpg

『エルシー・ダースの芸術的才能(12)
 文/ペギー・マッケンジー

 エルシーは、初めのうちは、生地の上に自身の柄が、
ハンドブロック・プリントされた、あるいはペイントされた、
あるいはスクリーン・プリントされた、
カジュアルな服とムームーにとどめていた。

私がかつて見た、初期から使っている柄をペイントした、
オレンジ色のホロクと銀白色のシルクのホステス・ガウンは
今も、世界中のどこのパーティに持って行っても
「人を振り向かせる」(訳者補足:ほどの魅力を放っている)であろう。

 エルシーがかつて北アフリカで見たバギー・ブルマーを改作したものが、
「ポイ・パウンダー」というあだ名を付けてホノルルに紹介された。

というのもそれが床に座るのに最適だからであり、
ポイ(訳注:タロイモ)をすりつぶすのに誰もが床に座るからである。

それらの服が、あるスタイル・ショーで最初にお披露目されたとき、
観客の中のある男性が「なんとここはパスポートを持ち歩くべきところだ!
(訳者補足:「世界中のスタイルが披露されている」の意)」と言ったのを
人々は聞いたほどである。』




1点だけ補足しておきます。

上の文章に出てくる「バギー・ブルマー」というのは、
こんなパンツ ↓ を指すようです。

Linen-Trousers-Women-Lantern-Pants-Indian-Baggy-Bloomers-Boh.jpg

https://www.aliexpress.com/item/33029553179.html


世界中を回って、さまざまな民族衣装のエッセンスを吸収してきた、
ということのようですね。




(次回に続く)

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