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ハワイの新聞記事から その44 1960 エルシー・ダースの芸術的才能(8) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、アロハシャツに関するハワイの新聞記事の中から、
面白そうなものをランダムに選び、翻訳してご紹介しています。

現在は、ホノルル・アドヴァタイザー紙の1960年の記事を翻訳しています。
話題は、戦前はテキスタイル・デザイナーとして活躍し、
戦後はドレスのデザイナーとなったエルシー・ダースについてです。



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『エルシー・ダースの芸術的才能(8)
 文/ペギー・マッケンジー

 クリスマスの装飾品からバイキング料理までのあらゆるもので証明されている、
生来のスカンジナビアの感覚を除けば、
家族の中にアーティストは一人もいなかった。

そして衣料品産業に従事する人も、
コペンハーゲンに大きなニット製造工場を持っている
母方の伯父を除いて誰もいなかった。

 しかもエルシーもドレス・デザインの世界にまっすぐ入ったわけではない。

21歳の誕生日にポートランドを出てサンフランシスコに行き、
カリフォルニア大学でアートを学んだ。

デザインの授業を取ったが、とても興味を持ったというわけではなく、
1つの課題を提出して次の課題にとりかかるため、
1つおきに授業に出た。

そしてついには、教官がエルシーの作品を、
同じクラスの他の学生もこれくらいはやるべきだという模範例として
使うまでになったのである。』




エルシー・ダースの学生時代の逸話に話が及んできました。

アートを学ぶためにカリフォルニア大学サンフランシスコ校に入学し、
(おそらく、絵を描くことなどには興味があったけれど)
デザインを学ぶ授業にはそれほど興味を持つことはなく、
それでも優秀な作品を作り上げ、先生に褒められていた、
ということのようです。

このあとの展開が楽しみになってきましたね。




(次回に続く)

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