ハワイの新聞記事から その42 1960 エルシー・ダースの芸術的才能（６）

筆者が収集した、アロハシャツに関するハワイの新聞記事の中から、
面白そうなものをランダムに選び、翻訳してご紹介しています。

現在は、ホノルル・アドヴァタイザー紙の1960年の記事を翻訳しています。
話題は、戦前はテキスタイル・デザイナーとして活躍し、
戦後はドレスのデザイナーとなったエルシー・ダースについてです。





『エルシー・ダースの芸術的才能（６）
　文／ペギー・マッケンジー

　それ（訳注：ダースの服）は、
オーダーメイドで75ドルから150ドルの投資をする価値が十分あると
女性たちに感じさせるものである。

ちなみにその金額は、既製服とアクセサリーを除外した数字である。

例えば、イタリア風ブラウスは5.95ドル、
日本の米のバケツ（訳者補足：米を入れた麻袋か？）で作られた
ハンドバッグは15ドル、
また、かつてインドで牛の角を飾っていて
現在はハワイ女性の首を飾ることができる
数珠状のガラス・ビーズは2.58ドルである。

　それは、ラインも色もデザインも唯一無二である。

　それは全て、人形で遊ぶことから始まったのかとあなたは尋ねるだろうか？　
スケッチ帳と鉛筆を小さな手に持たせた母親が、
おそらく（訳者補足：その才能を）伸ばした
（訳者補足：ことから始まった）のであろうか？』





（次回に続く）

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