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ハワイの新聞記事から その1 1950年 ジョン・メイグス作品展 [ハワイの新聞記事から]

今回から新シリーズを始めます。

筆者が収集した、アロハシャツに関するハワイの新聞記事の中から、
面白そうなものをランダムに選び、翻訳してご紹介していきたいと思います。

第1回目の今回は、伝説のテキスタイル・デザイナー、ジョン・メイグスに関する、
1950年のホノルル・スターブリトゥン紙の記事になります。



ジョン・メイグス.jpg

『ハワイのテキスタイル・デザイナー、
 ケオニ・オブ・ハワイ(ジョン・メイグス)が、
 南洋の工芸品のコレクションを手にして現れた。

 「ハウ・トゥ・ドゥ・イット」
 (訳者補足:作品名のようだが、どんな柄かは不明)を含む
 彼のテキスタイル・デザインの展示会が
 ハワイ図書館のロビーで月曜日から開かれる予定。

 このアーティストは、「マカウ」すなわち釣り針をあしらった
 タパ柄のシャツを着ているが、
 その柄は古代ハワイのモチーフが元になっている。

 また彼はバリ島の聖なる神の彫像を手にしている。

 彼の後ろにあるのは、彼が旅行でトンガ諸島のヌクアロファに滞在中に
 苦労して手に入れたタパである。

 展示会で披露される数多くのプリント柄のうち、ゴーギャン柄、
 すなわち、あの有名画家がタヒチで製作した版画を元にした柄は、
 多くの画家の賞賛を浴びた。』




ジョン・メイグスの代表作「ゴーギャン・ウッドカット」は
1950年に、カメハメハで製品化され、
マキナニーやワットムルスで販売されたことがわかっています。

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http://berberjin.blog104.fc2.com/blog-entry-8013.html
(フェイクα のブログより引用)


ということは、上の新聞記事は、
その「ゴーギャン・ウッドカット」の販売促進のために開かれた展示会を
紹介するという意図で書かれたものかもしれませんね。


また、「ハウ・トゥ・ドゥ・イット」というプリント柄が、
「もっとも有名な柄」「誰もが知っている柄」のように書かれているのですが、
実際にはどのような柄なのかはわかりません
(簡単でいいので「柄の描写」でもあればよかったのですが・・・)。

そして(新聞の写真が黒くつぶれていてわかりにくいですが)
彼が着ている「マカウ(釣り針)・タパ」柄のシャツも、
彼の作品のようです。

筆者は見かけたことがありませんが、
ぜひとも近い将来にどこかでお目にかかりたいものです。



(次回に続く)

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