ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ(132)新出品のアロハシャツ [ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ]
本日は週末ではありませんが祝日なので、翻訳の方はお休みして、
恒例の「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」をお届けします。
今回もまた「新出品のアロハシャツ」をご紹介します。
季節的に、すぐに終了してしまうかもしれないため、
保存の意味を込めていつもより画像を多めにアップしておきます。
最初はこちらから。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/o1016924499
ブランドはカリフォルニアの「アートヴォーグ」で、
アンスリウムと熱帯の花々の柄です。
一見よくありそうな柄ですが、専門書にも未掲載の柄ではないでしょうか?
素材はレーヨンで、おそらく抜染ではなくオーバープリントです。
ボタンはよく見えないのですが、貝ボタンではないかと思います
(この年代のアートヴォーグでは貝ボタンがよく使われていました)。
写真がやや暗いのもあるかもしれませんが、
色合いが落ち着いているので、どんな服にも合わせやすそうです。
続いては、先日ちょうど終了してしまったのですが、
非常に良い柄で、ぜひご紹介しておきたいので取り上げます。こちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/q1015078510
豪快なホリゾンタル・パターンですが、
こちらも専門書未掲載の珍しい柄かと思われます。
男たちが地引網で魚を捕っているところが描かれており、
その背景(シャツの上方)にはうっそうとした密林が広がっています。
ブランドは、これまた非常に珍しい(専門書未掲載の)「アウプニ」です。
三角タグで、紺色のヤシが左側に入っているところが「キロハナ」に似ているので、
筆者は、キロハナの別ブランドではないかと推測します。
(筆者コレクションより)
「デザインは似ているけれどブランド名が異なる織マーク」を使うことは、
卸先を変える際にしばしばあったようです。
そのような話を、ホロホロのロバート・タカシゲさんから、
筆者は直接聞いたことがあります。
(共に筆者コレクションより)
高重さんは、「ホロホロ」のほかに「ポハク」というブランドも出していたそうです。
確かに上の2つの織ネームは、竹の配置などがほぼ同じですよね。
話が大きく逸れました。アウプニのシャツの話に戻りましょう。
素材はレーヨンですが、抜染ではなくオーバープリントのようです。
またボタンはネコ目の貝ボタンかと思われますが、
これはオリジナルではないのではないかと筆者は推測します。
というのも、この当時(1950年前後)のハワイ製であれば、
ほぼココナッツボタン(か和柄などは竹ボタン)が使われていたからです。
今回も珍しくて良い柄を堪能させてもらいました。
ヤフオクさん、ありがとう。
(次回に続く)
恒例の「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」をお届けします。
今回もまた「新出品のアロハシャツ」をご紹介します。
季節的に、すぐに終了してしまうかもしれないため、
保存の意味を込めていつもより画像を多めにアップしておきます。
最初はこちらから。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/o1016924499
ブランドはカリフォルニアの「アートヴォーグ」で、
アンスリウムと熱帯の花々の柄です。
一見よくありそうな柄ですが、専門書にも未掲載の柄ではないでしょうか?
素材はレーヨンで、おそらく抜染ではなくオーバープリントです。
ボタンはよく見えないのですが、貝ボタンではないかと思います
(この年代のアートヴォーグでは貝ボタンがよく使われていました)。
写真がやや暗いのもあるかもしれませんが、
色合いが落ち着いているので、どんな服にも合わせやすそうです。
続いては、先日ちょうど終了してしまったのですが、
非常に良い柄で、ぜひご紹介しておきたいので取り上げます。こちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/q1015078510
豪快なホリゾンタル・パターンですが、
こちらも専門書未掲載の珍しい柄かと思われます。
男たちが地引網で魚を捕っているところが描かれており、
その背景(シャツの上方)にはうっそうとした密林が広がっています。
ブランドは、これまた非常に珍しい(専門書未掲載の)「アウプニ」です。
三角タグで、紺色のヤシが左側に入っているところが「キロハナ」に似ているので、
筆者は、キロハナの別ブランドではないかと推測します。
(筆者コレクションより)
「デザインは似ているけれどブランド名が異なる織マーク」を使うことは、
卸先を変える際にしばしばあったようです。
そのような話を、ホロホロのロバート・タカシゲさんから、
筆者は直接聞いたことがあります。
(共に筆者コレクションより)
高重さんは、「ホロホロ」のほかに「ポハク」というブランドも出していたそうです。
確かに上の2つの織ネームは、竹の配置などがほぼ同じですよね。
話が大きく逸れました。アウプニのシャツの話に戻りましょう。
素材はレーヨンですが、抜染ではなくオーバープリントのようです。
またボタンはネコ目の貝ボタンかと思われますが、
これはオリジナルではないのではないかと筆者は推測します。
というのも、この当時(1950年前後)のハワイ製であれば、
ほぼココナッツボタン(か和柄などは竹ボタン)が使われていたからです。
今回も珍しくて良い柄を堪能させてもらいました。
ヤフオクさん、ありがとう。
(次回に続く)
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