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リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その200 1980~90年代の男性服(8) [リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』]

元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。

現在の話題は「1980~90年代の男性服」についてです。



『第9章「1980~90年代:ハワイの文化復興とレトロ・スタイル

 男性服(8)

(以下・新聞記事からの引用)
「われらのハワイ・スタイルにインスパイアされたプリント柄で、
 全世界が輝いているように見えます。

 アイダホ州カーダレーンで最近開かれたファッションショーは、
 比類なくジャムズ・ワールド的な、
 イタリア・ミラノのスタイリッシュな男性たちによる、
 鮮明で美しい色の氾濫をテーマにしていました。

 彼らは、ハワイからインスパイアされた、
 そしてしばしばハワイで作られた、
 洗練されたエンジニアード・プリントのシャツを着ているのを
 流行りのレストランで見かけるような、
 そんなスタイリッシュな男性たちです。(引用・続)」』



以前にも一度出てきたのですが、
エンジニアード・プリントというのはアパレル用語で、
「服のパターンに合わせて柄を配置、プリントした生地の柄を指す言葉」
だそうです。
こちら ↓ に詳しく書かれているので、ご参照ください。

https://totomo.net/11404EngineeredPrints.htm


ホリゾンタル・パターンとほぼ同義と考えていいと思います。

ただ、ジャムズ・ワールドにホリゾンタル・パターンがあったでしょうか?
どのような柄なのか、想像するのがちょっと難しいですね。

ヤフオクで探してみると、ジャムズ・ワールドのホリゾンタル・パターン、
1着だけありました。こちらです。

i-img450x600-1596091441vb8wfc24158.jpg

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https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/o412857337


「ミラノのお洒落な男性が着そうな柄」かどうかはわかりませんが、
確かに「洗練されている」と言えなくもないですね。




(次回に続く)

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