ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ（131）新出品のアロハシャツ

週末となりましたので、翻訳の方はお休みして、
恒例の「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」をお届けします。

今回もまた「新出品のアロハシャツ」をご紹介します。

新出品される点数はさらに少なくなってきましたが、
それでもまだ新しい出品があります！
出品者さん、ありがとうございます！

季節的に、すぐに終了してしまうかもしれないため、
今回も、保存の意味を込めていつもより画像を多めにアップしておきます。

最初はこちらから。





https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/o1015401512

有名なピクチャーパターンですね。
沖縄の守礼門（？）やラウハラ帽を編む男性などが描かれています。

ブランドは「タウンクラフト」で、ボタンは尿素ボタンになります。



この柄の場合、価格を左右する最大のポイントは、
女性（洋書『The Hawaiian Shirt』では「ハイビスカス・レディ」と呼んでいます）
の出方でしょう。
この女性が、胸などの良い位置に出ていれば当然高値になるでしょうし、
逆に全く出て来なければ価値が下がってしまうでしょう
（『The Hawaiian Shirt』で紹介しているシャツの場合、
　「左腹」あたりにこの女性が来ているので、結構いい感じになっています）。

この出品物の場合は、前裾と袖に出てきているので、
まあまあと言ったところでしょうか？






続いてはこちらです。





https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/c1015020440

ヤシの木と渦巻き模様が描かれた、比較的よく見かける柄です。
さまざまなブランドから発売されていますが、
こちらは「ウッドロウ・ストアーズ」というフロリダのショップの
織ネームが付けられています。



このショップの織ネームは珍しいと思われ、筆者は初見です。

ちょっと調べてみたところ、
ショップの外観写真が見つかりました。こちらです。



https://dlg.usg.edu/record/gsu_lane_2143?canvas=0&x=698&y=594&w=1260　より引用

アトランタのPeachtree Streetにあった店舗だということで、
撮影されたのは1954年ですから、
このシャツが売られていたころのお店の外観と考えてよいでしょう。

「Woodrow Stores for Men, from Maine to Florida」と書かれているところから、
フロリダだけではなく、東海岸に何店舗かあったということのようです。
なるほど、いろいろなことがわかりましたね。


今回はこの辺で。
次回をお楽しみに。



（次回に続く）

タグ：ヴィンテージ・アロハシャツ タウンクラフト アロハシャツの歴史 ウッドロウ・ストアーズ