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リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その180 1980~90年代の衣料品生産(7) [リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』]

元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。

現在の話題は、「1980~90年代の衣料品生産」についてです。



『第9章「1980~90年代:ハワイの文化復興とレトロ・スタイル

 衣料品生産(7)

 1988年までに少なくとも150の衣料品メーカーがハワイにはあり、
彼らは1億2000万ドルの売り上げを生んだ。

小売での3つの大きな変化がアロハ服産業にインパクトを与えた。

すなわち、
1)ハワイの百貨店は海外製(訳者補足:中国製などを指すと思われる)
  のアロハ服を受け入れ始め、
  そのためハワイのメーカーは価格で対抗できなかった。

2)ウォルマートやKマート、コストコのようないわゆる「大箱」小売店の上陸。

3)1970年代の、アロハ・スタジアムやカム・ドライブイン・シアターでの
  スワップミートの開始。

これらのスワップミートは新品の服や布地、
その他のハワイアン・グッズを販売した。(続)』




ハワイ123ドットコムさんのブログによれば、
ウォルマートのハワイ1号店はミリラニ店だそうです。

walmart03.jpg

https://www.hawaii123.com/oahu/ls/walmart.html

百貨店やディスカウント店、スワップミートなどで、
安価なアロハ服が売られるようになって、
ハワイ製のアロハ服が売れなくなった、ということのようです。

確かにアロハ・スタジアムのスワップミートに行くと、
プリントも縫製も安っぽいアロハシャツやムームーが
たくさん売られていますよね。

.jpg

https://www.tour.ne.jp/w_review/HNL/shopping/spot/111435/
(トラベルコの記事より引用)


とはいえ、百貨店では、
トリ・リチャードやカハラなどのハワイ製のアロハ服が売られていて、
アロハ服市場を崩壊させたとは思えないのですが・・・。
筆者が気付かなかっただけで、
安価なものも売られていたのでしょうか?



(次回に続く)

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