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リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その179 1980~90年代の衣料品生産(6) [リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』]

元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。

現在の話題は、「1980~90年代の衣料品生産」についてです。



『第9章「1980~90年代:ハワイの文化復興とレトロ・スタイル

 衣料品生産(6)

 アラン・ジェームズは、より世界に通用するリゾート服を生産している
アパレル・メーカーの1つである。

ジェームズは1986年にアロハ服市場に参入した。

彼は、高所得者層向けブレザーやキャリア女性向け衣料を含む、
アロハ服とアイデンティティ・アパレル
(訳者補足:それを着ている人の職業や会社名がわかるような服)を生産している。

彼は、彼の使うプリント生地にハワイ文化を再現するつもりでデザインしている。

また、ハワイ大学マノア校のファッション・デザイン学科を1981年に卒業した
プアマナ・クラッブも同様に、
ハワイの伝統に焦点を当ててデザインしている。

デザインズ・バイ・プアマナ・クラッブというブランドは、
フラダンサーやフラのグループ向けの服から始まった。

彼女のアロハ服は、服の上に直接アップリケを施した
ハワイアン・キルト柄をフィーチャーしている。

マモと同様に、彼女のブランドにも、
シルクスクリーン・プリントされた、
ハワイアン・キルト・モチーフの布地が何種類かある。』



アラン・ジェームズのデザインは、
「ハワイアン・ヘリテージ」というブランドで見ることができます。

hawaiian heritage.jpg

(eBayの過去の出品物より引用)

上の柄は、アーサー氏が本の中で紹介しているのと同じ柄になります。
フラを踊る男性と女性が描かれています。


また、プアマナ・クラッブのドレスは、こんな感じです。

il_1140xN.460466468_6l6q.jpg

il_1140xN.460473575_4tos.jpg

https://www.etsy.com/jp/listing/151560438/vintage-puamana-crabbe-designs-dress?show_sold_out_detail=1&ref=nla_listing_details

上の文章で、
「直接アップリケを施したハワイアン・キルト柄」
と説明されているとおりの、手の込んだ服ですね。



(次回に続く)

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