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リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その164 1980~90年代の文化的背景(3) [リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』]

元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。

現在の話題は「1980~90年代の文化的背景」についてです。



『第9章「1980~90年代:ハワイの文化復興とレトロ・スタイル

 文化的背景(3)

(続)クリーブランド大統領はその行為を強く非難し、
ハワイ王国の返還を要求したが、
(訳注:その次の)マッキンリー大統領は1898年に、
合衆国の法律と国際法に違反する形で、
併合という解決策を押し通した。

こうしてハワイは、1900年に合衆国の準州となり、
その後1959年には州となったが、
今日多くの人々は、
この投票(訳注:州昇格の賛否を問う住民投票)の合法性と
州昇格そのものの合法性とに異議を唱えている。(続)』



上の記述に出てくる2人の大統領について、
今回もウィキペディアから引用しておきます。

まず、クリーブランド大統領というのは、第22代と24代の大統領を務めた人で、
海外進出には消極的な立場をとり、
「実業界の利益を追求するために仕組まれたハワイ併合問題
 (ハリソン前政権から先送りされていた)を認めなかった」
そうです。

245px-President_Grover_Cleveland_Restored.jpg

(ウィキペディアより引用)


また、マッキンリー大統領というのは、第25代大統領を務めた人で、
帝国主義的な政策を推し進め、ハワイを併合しただけでなく、
フィリピンやカリブ海の島々も保護下に置いたそうです。

245px-William_McKinley_by_Courtney_Art_Studio,_1896.jpg

(ウィキペディアより引用)



(次回に続く)

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