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リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その163 1980~90年代の文化的背景(2) [リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』]

元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。

現在は「1980~90年代の文化的背景」について語られています。



『第9章「1980~90年代:ハワイの文化復興とレトロ・スタイル

 文化的背景(2)

(続)ある歴史がここに関係している。

ハワイ王国は、国際的には主権国家と認識されており、
合衆国を含む多くの国と有効な条約を結んでいた。

ところが1893年に、
米国海軍に後援された(主に白人の)アメリカ人ビジネスマンのグループが
ハワイ王国を違法に転覆し、支配権を握ったのである。(続)』




ウィキペディアにある説明から引用して、少し補足しておきます。

「1893年にサンフォード・ドールなどアメリカ移民による革命で
 アメリカ合衆国の傀儡国家として名目上共和制のハワイ共和国とな」った、
とのことです。

上の記述に出てくる「アメリカ人ビジネスマンのグループ」というのは、
「アメリカ系の経済人・政治家・サトウキビ農場主たちが結成した
 政治組織『ハワイ連盟』」を指すようです。

ちなみに、このサンフォード・ドールは、
ハワイ共和国の最初で最後の大統領であり、
その後にできるハワイ準州の初代知事でもあります。

DOLE.jpg

(サンフォード・ドール。ウィキペディアより引用)




(次回に続く)

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