SSブログ

リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その156 1970年代の男性服(2) [リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』]

元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。

現在の話題は、「1970年代の男性服」についてです。



『第8章「1970年代:民族の祝賀

 男性服(2)

(続)ハワイの人々の、ジェンダー(訳注:社会的性別)に対する考え方は、
本土の人々ほど厳格ではなかった。

またハワイのテキスタイル・デザインも同様に
本土ほど控えめではなかった。

ハワイでは、女性たちが男性用のアロハシャツをたまに着るということは
それまでにも長い間あったが、
1970年代になって、アロハシャツはユニセックスの服になったのである。

「男性たちは自身の女性的側面を受け入れている。

我々の社会では男性はもはやスーパー・マッチョである必要はないのである。

男性も女性も同じ服に心地よさを感じている。

(アロハシャツは)どちらの性にとっても快適なのである。」
(著者注:1998年9月7日付『パシフィック・ビジネス・ニュース』紙掲載の
アンドリュー・ゴメス執筆「制服がアロハ服メーカーの生活を支えている」より引用)』



前回ご紹介した、こちらのアロハシャツ ↓ などは、

i-img1200x1200-1629711200rm6wzc274859.jpg

まさに、ユニセックスで着られたものではないでしょうか?



また、こちら ↓ も

s-l1600.jpg

https://www.ebay.com/itm/284434099188?hash=item423997ebf4:g:Cl4AAOSwR0lhL25j

黒地でシックな感じはありますが、
赤や黄色やピンクの花柄がとてもポップでかわいらしく、
どこか女性的な雰囲気をたたえています。
当時はユニセックスで着られていたかもしれませんね。




(次回に続く)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ファッション

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。