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リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その70 1945年~1950年代半ばの衣料品生産(4) [リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』]

元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。

現在は「1945年~1950年代半ばの衣料品生産」について語られています。


『第5章「1945年~1950年代半ば
     :クラシック・シルキーズ(古典的レーヨン羽二重)

  衣料品生産(4)

 アルフレッド・シャヒーンは2、3年間、両親と共に
オーダーメイド・ドレスのビジネスをしていたが、
自身のレーベル、サーフン・サンドを登録した1947年に創業し、
翌48年に自身のアロハシャツ・ビジネスを、
4台の機械と6人の従業員とで立ち上げ、
まもなくアロハシャツだけでなく女性服を生産するところまで手を広げた。』




こちら ↓ は両親が営んでいたドレス・ショップ
(ジョージ・A・シャヒーンはアルフレッドの父の名前)の広告
(1945年のパラダイス・オブ・ザ・パシフィック誌に掲載)です。

1945年 パラダイスオブザパシフィック誌 ジョージ・A・シャヒーン広告.jpg

(筆者コレクションより)

アルフレッド・シャヒーンは、第二次世界大戦に従軍していたので、
帰還後の数年(1945、6年~47、8年)、この店で働いていたのでしょう。

そして、1947年にアロハウィークが始まり、
アロハシャツというものが売れそうだと感じ取って、
すぐさまビジネスを始めたのでしょう。

1947年からの数年は、アロハウィークの盛り上がりや、
大型旅客機の就航による、米国本土からの観光客の増加などにより、
アロハシャツが飛ぶように売れたでしょうから、
シャヒーンのビジネスも急拡大したことでしょう。




(次回に続く)

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