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リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その69 1945年~1950年代半ばの衣料品生産(3) [リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』]

元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。

現在は「1945年~1950年代半ばの衣料品生産」について語られています。


『第5章「1945年~1950年代半ば
     :クラシック・シルキーズ(古典的レーヨン羽二重)

  衣料品生産(3)

 アロハウィークはハワイの衣料品に強い影響力を持っており、
地元消費者によるアロハ服の需要はより増大した。

そのようなアロハ服の需要は、
最初は地元民がアロハウィークの祭りで着る服に対するものであったが、
人々はアロハ服を、少しずつ、より頻繁に着るようになった。

ハワイのメーカーはそれまで、
独創性を欠いた本土の流行的な服がハワイの服装に取って代わるかもしれないと
恐れ始めていたので、
地元民によるアロハ服の着用を肯定的な動きであると理解した。』




1947年に始まったアロハウィークによって、
ハワイの人々が、アロハシャツ(やホロクなど)を着る習慣ができ、
その後次第に、祭りの時だけでなく日常的に着るようになっていきました。

つまり、アロハウィークがアロハシャツの普及に一役買ったわけです。

そして(これは以前にも述べたことですが)、それと共に、
「アロハシャツ」という言葉が、
商標登録された特定のブランド名(もしくは特定の商品名)から
派手な開襟シャツ全般を指す一般名称に変わっていったわけです。



(次回に続く)

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