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リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その24 1930年代~1945年の文化的背景(2) [リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』]

元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。

現在は、「1930年代~1945年の文化的背景」に関する部分です。



『第4章「1930年代~1945年

  文化的背景(2)

ハワイでのプランテーション経済は第二次世界大戦後まで続いた。

それまではこの経済システムに由来するものがハワイの生活を規定しており、

プランテーション経済がもたらした階級の違いは、
人々が着る服にも表れていた。

そもそもハワイには、上流階級
(主に白人ビジネスマンとその家族や、
 白人初期入植者の子孫である「カマアイナ」の家族から構成されていた)と
下層階級の間に猛烈な格差が存在しており、
人口の観点から言えば、
ハワイに住む人々の大多数は、社会経済的比率の最下層に属していた。

先住ハワイアンたちは、その当時の経済成長に関与しておらず、
またプランテーション労働者(それは主に移民であった)でも
その子孫でもなかったのである。』



(次回に続く)

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