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リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その14 女性服(3) [リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』]

元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。

現在は、「20世紀初頭の女性服」に関する部分を翻訳しています。



『第3章 20世紀初頭

  女性服(3)

1907年にホロクは「ヨーロッパのティー・ガウンのハワイ流修正版」と表現された。

1920年代以前にはモスリン、バチスト(訳注:薄手の平織綿布)、
ディミティー(訳注:浮きじま綿布)のようなコットン地で作られており、
それ以前のものより寸胴のシルエットだった。

後ろ裾は長く伸び、袖やヨークやヘムに、
レース、アイレット、ピン・タック、ひだ飾りを使うことが著しく多くなった。

またハワイのファッション・シーンでは白いホロクが支配的になったが、
それでもなお黒いホロクは、
多くのハワイの女性たち、特にカアフマヌ協会の会員たちに好まれ続けた。

カアフマヌ協会会員が黒服を着たのは、
カアフマヌ女王(カメハメハ大王の最愛の妻)や転覆されたハワイ王朝や
最後の国王リリウオカラニへの忠誠心を見せるためである。』



こちら ↓ は1910年頃のホロクだそうです。

1910 Holoku.jpg

(ハワイ大学の衣装コレクションより引用)




(次回に続く)

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