SSブログ

リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その3 はじめに(2) [リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』]

元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本を翻訳する、新シリーズをお届けしています。

今回は前回に続き、「はじめに」という導入部の翻訳となります。



『第1章 アロハ服

   はじめに(2)

 アロハ服は、ハワイ諸島の住民を
(その他の地域の住民から)線引きして浮き上がらせる助けとなる。

ハワイの独特なライフスタイルは、ハワイの民衆が持つ世界主義的文化を含んでいる。

ハワイの文化を構成するさまざまな要素を維持することは一つの生き方であり、
例えばハワイの食べ物を食べること、ピジン英語(混成英語)を話すこと、
アロハ服を着ることなどはどれもみな生き方なのである。

 この本は、一次資料(歴史記録、日記、旅行者の計算書、写真、
博物館の収蔵品、インタビューなど)と
二次資料(書籍、新聞記事、博物館や図書館の公文書など)の両方を含む
リサーチの結果である。

一次資料、特に990枚の写真、1010点の服と生地スワッチの重要性を、
強調しておかなくてはならない。

なぜならそれらが歴史的な正確さを高めてくれるからである。』




ハワイの人々は、
アロハ服(ホロク、ムームー、ホロムー、アロハシャツ)を着ていることで、
ほかの土地の人とは異なっている、と述べています。

またアロハ服を着ることは、
ハワイの食べ物を食べることや、ハワイの混成英語を話すことと同様、
さまざまな文化が溶け合うという特徴を持つ、
「ハワイ文化」の一形態であるとも述べています。



(次回に続く)



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ファッション

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。