ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ(81) [ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ]
週末なので、いつもご紹介している翻訳はお休みして、
「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」をお届けすることにします。
今回は、前回と同様、ヤフオク出品物をいろいろご紹介するのではなく、
「あるヤフオク出品物をとっかかりにして、その柄を研究」します。
内容的にも前回の続報です。
まず前回のブログはこちら↓ です。
https://vintage-aloha-shirt.blog.ss-blog.jp/2021-01-24
内容を簡単におさらいしておくと、
まず、パリハワイアンスタイルの「アウトリガーカヌー」柄をご紹介しました。
そして、ハレハワイの「アウトリガーカヌー」柄と比較しました。
前回のブログの後、さらにヤフオクをさまよっていたら、
同じ柄の色違いを見つけました。
それがこちら ↓ です。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h482768396
どちらも素材はレーヨン縮緬で、ボタンは竹ボタンです。
またブランドは同じハレハワイですが、織ネームの色が違いますね。
ハレハワイの織ネームには何種類かあり、
デザインが違うものもありますが、
今回のものと前回のものの2つに関しては、
「デザインは同じで糸の色が違うだけ」なので、
「時代は同じで販路が違った」のではないかと想像しています
(もちろん確証はありません)。
さて、2つの色違いのヴィンテージアロハシャツを
じっくり比較してみることにします。
前回ご紹介した方のヤシの木の拡大画像がこちら ↓。
一方、今回ご紹介した方のヤシの木の拡大画像がこちら ↓。
もちろん配色は異なりますが、捺染に使われた型は同じと考えてよさそうです。
以上のことから、両者は、同じ時代(おそらく1955年頃)に作られた色違い、
と見てよさそうです。
ここでさらに、前回もご紹介した「夕日あり」バージョンとも比較したいと思います。
(筆者コレクションより)
こちらは、ブランドは上の2つとは異なり「ワイキキ・スポーツ」ですが、
竹ボタンとレーヨン壁縮緬が使われているところは、同じです。
上と同様に、ヤシの木の部分を拡大してみましょう。
2つを比べてみます。
左の「夕日なし」では、実の色が同じなのに対して、
右の「夕日あり」では、上の実と下の実の色が違う(上が赤色、下が山吹色)のです。
この「夕日あり」バージョンは、ショップからの別注品であり、特別感を出すために
「レギュラー・バージョンと少しだけ違う柄にしたのだろう」と筆者は推測していると、
前回のブログで述べましたが、今回、より詳細に比べてみて、
夕日を付け加えただけでなく、実の色も少し変えていたことがわかりました。
最後に、「ワイキキ・スポーツ」について少しご紹介しておきます。
カラカウア・アベニューにあったショップで、
店舗の外観と、地図上の位置については、以下の通りです。
Flickr. 内の、Kamaaina56さんのページから引用しました。
アウトリガー・アーケード・ショップスという店舗群の中にありました。
画像の中央・右側です。
場所は、現在のシェラトンの反対側あたりです。
いい場所にあったお店ですね。
場所から考えて、高級店だったのでしょう。
今回はこの辺で。
(次回に続く)
「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」をお届けすることにします。
今回は、前回と同様、ヤフオク出品物をいろいろご紹介するのではなく、
「あるヤフオク出品物をとっかかりにして、その柄を研究」します。
内容的にも前回の続報です。
まず前回のブログはこちら↓ です。
https://vintage-aloha-shirt.blog.ss-blog.jp/2021-01-24
内容を簡単におさらいしておくと、
まず、パリハワイアンスタイルの「アウトリガーカヌー」柄をご紹介しました。
そして、ハレハワイの「アウトリガーカヌー」柄と比較しました。
前回のブログの後、さらにヤフオクをさまよっていたら、
同じ柄の色違いを見つけました。
それがこちら ↓ です。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h482768396
どちらも素材はレーヨン縮緬で、ボタンは竹ボタンです。
またブランドは同じハレハワイですが、織ネームの色が違いますね。
ハレハワイの織ネームには何種類かあり、
デザインが違うものもありますが、
今回のものと前回のものの2つに関しては、
「デザインは同じで糸の色が違うだけ」なので、
「時代は同じで販路が違った」のではないかと想像しています
(もちろん確証はありません)。
さて、2つの色違いのヴィンテージアロハシャツを
じっくり比較してみることにします。
前回ご紹介した方のヤシの木の拡大画像がこちら ↓。
一方、今回ご紹介した方のヤシの木の拡大画像がこちら ↓。
もちろん配色は異なりますが、捺染に使われた型は同じと考えてよさそうです。
以上のことから、両者は、同じ時代(おそらく1955年頃)に作られた色違い、
と見てよさそうです。
ここでさらに、前回もご紹介した「夕日あり」バージョンとも比較したいと思います。
(筆者コレクションより)
こちらは、ブランドは上の2つとは異なり「ワイキキ・スポーツ」ですが、
竹ボタンとレーヨン壁縮緬が使われているところは、同じです。
上と同様に、ヤシの木の部分を拡大してみましょう。
2つを比べてみます。
左の「夕日なし」では、実の色が同じなのに対して、
右の「夕日あり」では、上の実と下の実の色が違う(上が赤色、下が山吹色)のです。
この「夕日あり」バージョンは、ショップからの別注品であり、特別感を出すために
「レギュラー・バージョンと少しだけ違う柄にしたのだろう」と筆者は推測していると、
前回のブログで述べましたが、今回、より詳細に比べてみて、
夕日を付け加えただけでなく、実の色も少し変えていたことがわかりました。
最後に、「ワイキキ・スポーツ」について少しご紹介しておきます。
カラカウア・アベニューにあったショップで、
店舗の外観と、地図上の位置については、以下の通りです。
Flickr. 内の、Kamaaina56さんのページから引用しました。
アウトリガー・アーケード・ショップスという店舗群の中にありました。
画像の中央・右側です。
場所は、現在のシェラトンの反対側あたりです。
いい場所にあったお店ですね。
場所から考えて、高級店だったのでしょう。
今回はこの辺で。
(次回に続く)
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