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ハワイの衣料品製造業の歴史 その225 1959年 衣料品メーカーは100万ドルのプリント生地を縫う(1) [ファンダバーク著ハワイの衣料品製造業]

ファンダバーク教授の本『ハワイの衣料品製造業の歴史』の翻訳をお届けしています。

現在は、「戦中・戦後編」の章を少しずつ翻訳しているところです。
今回からアルフレッド・シャヒーン株式会社についてのお話になります。
新聞記事からの引用ですが、非常に長いため、この話題がしばらく続きます。



『1959年 衣料品メーカーは100万ドルのプリント生地を縫う(1)

  ”アルフレッド・シャヒーンは、37歳で、
  急成長しているハワイの衣料品製造業界の中心人物であるが、
  彼は、アメリカ女性にカジュアル・ドレスを着せることで
  生計を立てている男というよりは、レスラーのように見える。”

  1959年のアルフレッド・シャヒーン.jpg

  (1959年のアルフレッド・シャヒーン。筆者コレクションより)

  ”彼は、ロッキー・グラジアノを彷彿させる話し方をする、
  体重200ポンド(訳注:約90キログラム)のがっしりした体つきのせいで、
  カラカウア通りの、生地プリントと衣料品製造を一体化した、
  100万ドルの工場の中の贅沢なオフィスにいるのが場違いに見える。” 』



アルフレッド・シャヒーン株式会社を紹介する長文の新聞記事からの引用ですが、
最初は、アルフレッド・シャヒーンという人物の描写から始まります。

女性向けの服を作っているという先入観から、
もう少し華奢な男性を思い描いていたところ、そうではなくて、
「体重90キロもありそうな、レスラーのようながっしりした体格の男」だったため、
少々面食らった、と言いたそうな、記者の第一印象が語られています。
しかも、カラカウア通りの工場兼会社は、おそらく新しくてきれいなところなのに、
そこに不似合いな感じの、体格のいい男がいたため、
「場違いに見える」とも語っています。

ずいぶん失礼な書き方から始まりますね。



(次回に続く)


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