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ハワイの衣料品製造業の歴史 その133 1946年 ハワイでの、オーダーメードのデザイナーと服のスタイル(6) [ファンダバーク著ハワイの衣料品製造業]

ファンダバーク教授の本『ハワイの衣料品製造業の歴史』の翻訳をお届けしています。
現在は、戦中・戦後編の章を、少しずつ翻訳しているところです。

引き続き「ハワイでの、オーダーメードのデザイナーと服のスタイル」を
ご紹介しています。



『1946年 ハワイでの、オーダーメードのデザイナーと服のスタイル(6)

  ベティ・ヒギンズ・・・1949年3月30日に、
 オーダーメードのデザイナー、ベティ・ヒギンズ が
 あるファッションショーを主催した。そのレポートは以下の通り。

  ”ハレクラニ・ホテルのレストラン、ザ・ハウス・ウィズアウト・ア・キーは、
  水曜の晩、ベティ・ヒギンズの一風変わった
  ファッションショーのために整えられた。
  彼女は、東洋の儀式用のローブを使い、
  それらをディナー・ガウンやイブニング・ガウンへとスタイリングしなおす
  可能性を見せた。
  モデルたちが、明りに照らされた、ホテルのガーデン・テラスを歩きながら、
  絵画的な古代の柄の、ドラマチックな生地のガウンを
  30種類も見せるという創作力を、彼女は提示した。” 』


今回はやや短いですが、ベティ・ヒギンズについてです。
この人(というか、このブランド)は、実はアロハシャツも販売していたようで、
ヴィンテージアロハもまれに出てきます。
(が、非常に珍しいため、『定本ハワイアンシャツ』にも、
 『アロハシャツの真実』にも、その織ネームは掲載されていません)

メインは女性物のドレスだったため、
ヴィンテージ物もドレスが多いようです。

例えば、こちら。

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(Etsyの過去出品物より引用)

プリントではなく、西陣織のような、金糸を使った生地による、
豪華なドレスです。

また、ヴィンテージアロハシャツもいくつか見つかりました。

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(ヤフオクの過去出品物より引用)

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(サーチライトのHPより引用)
http://searchlight.babyblue.jp/180630WagaraSilk.html

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(過去出品物より引用)

織ネームが2種類あるようで、
「ロイヤルハワイアンホテル」という記載があるほう(上の2つ)が古いように思えます。

探した限りでは和柄が多いようです。
上の新聞記事にも「東洋の儀式用のローブを使い」と書かれていて、
アジア的なものや日本的なものに親しみを持っていたのかもしれませんね。



(次回に続く)

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