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ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ(25) [ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ]

「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」を紹介しています。

今回は「着物柄アロハシャツ」を取り上げます。

着物柄と言っても、いろいろな着物の柄があるわけで、
和柄はほぼみんな着物柄だと言えてしまうかもしれません。

なので、狭い意味の「着物柄」とでもいえばいいでしょうか?
特徴としては、「横方向の太い帯」(ふつうは、白と紺などが交互)の地に、
鶴、宝船、兜、武者人形、富士山、打出の小槌、鼓、扇、矢羽根、亀甲紋、松竹梅などが
出てくるような柄です。
男児の節句の着物(祝い着)に由来する、縁起の良い柄のようです。

1950年頃の、戦後の和柄の初期には、
戦後の日本からのプリント生地の輸出再開に伴って、
このような柄のアロハシャツが数多く生まれたようなのです。
(ハワイの新聞広告の調査では、1950年頃に、このような柄の掲載が確認されました)

大手メーカーの製品というよりは、個人のお店が作ったものと考えられ、
織ネームが付いていないことが多いようです。
そのため、年代を特定するのが非常に難しいという問題が出てきます。


まず最初はこちら。

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https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n360588615

ブランドなどは不明ですが、縮緬の質感から言って、
戦前(1930年代末頃)のものという可能性もあります。



続いてはこちら。

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https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b472645922

これもブランドは不明です。
生地の質感から、戦後の、1950年前後に作られたものと推測します。


そしてこちら。

bucobeck-img600x450-1076829419y_020.jpg

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d44625965

三重塔が出てくるなど、祝い着のモチーフから少し外れているところからして、
アロハシャツ用にプリントされた生地かもしれません。
明らかに戦後のもの、しかも、1950年から数年たった(1952年とか53年とか)頃の
製品のように思えます。

横浜のサンブロス(サンブラザーズ)の製品です。
このメーカーは、詳細は不明ですが、いろいろなアロハシャツを作っていたようです。
(時々ヴィンテージ市場で見かけます)



最後はこちら。

vintagehunting_kyoto-img471x600-1308711956iuor0j98881.jpg

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d118221542

ブリティッシュメードという織ネームは、
ブランドではなく原産地表示かもしれません。
香港製?のことを指しているのでしょうか?

謎の1着です。



どうです?このようなカテゴリー(和柄の中の、さらに特殊なグループ)の
アロハシャツも存在するのです。


今回はこの辺で。次回をお楽しみに。


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