ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ(24)シルク製アロハシャツ [ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ]
「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」を紹介しています。
今回は「シルク製アロハシャツ」を取り上げます。
シルク製アロハシャツというと、最初期の非常に古いものをイメージするかもしれませんが、
実際は、戦後のものがほとんどで、1950年前後の和柄と、
1950年代後半~1960年代の、地味系(茶系が多い)のもので、
柄は和柄だけでなく、ハワイ柄や和洋折衷柄も多く存在します。
それではさっそく見ていきましょう。
まず最初はこちら。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m378033077
これは特に素晴らしいですね。
ブランドは不明ですが、1940年代末~1950年代初頭の、ハワイ製だと思われます。
島になっている竜宮城(でしょうか?)と、宝船が、青い海に浮かんでいる柄です。
宝船の柄はたくさんありますが、
要塞のような、岩で囲まれた島(滝があり寺がある)の柄は非常に珍しく、
また秘密基地のようで、すごくかっこいいです。
織ネームが付いていないのは、オーダーメードだからではなく、
所有者が、首に当たるのを嫌って、取ってしまったからだと思います。
ただし、ありふれた柄ではないので、ホノルルの個人商店が少しだけ作ったもの
(既製品/オーダー品のどちらも、可能性としてはあります)ではないでしょうか。
続いてはこちら。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b332522801
これも織ネームがないためブランドが不明ですが、
同じく1950年前後のハワイ製、筆者はカハラ製だと推測します。
平安貴族の柄なので、源氏物語あたりを絵にしたものでしょうか?
サンサーフなどでは復刻しなさそうな、
(色目は派手だけれど)モチーフが地味で売れなさそうな柄ですね。
筆者などは、そういう柄こそがヴィンテージっぽくて好きですけどね。
そしてこちら。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k469929863
これは少し新しいですね。
1950年代末頃のものと推測します。
(冒頭の説明で言えば「地味系」に入る部類です)
ブランドはチェリーブロッサムです。
畑商店(Sハタ)の妹がやっていたお店で、オーダーメードなどもしていました。
和柄が多いですね。
さらにこちら。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d234808900
これも織ネームがないためブランドが不明ですが、
1950年代初頭のものです。
筆者の見立てでは、シャヒーン製
(またはシャヒーンから生地を買って仕立てた、ワイキキスポーツあたりのもの)
だと推測します。
ちなみにシャヒーンは、大手メーカーで唯一ハワイにプリント工場を持ち、
自社一貫生産していました。
コットンプリントがほとんどでしたが、工場を稼働させた初期(1950年代初頭)に
わずかにシルクプリントも生産していました。
お次はこちら。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f118419187
カリフォルニアのジェニーというブランドですが、
詳細は不明です。カリフォルニア製のシルクアロハというのは珍しいですね。
あまり見かけません。
1950年代前半頃のものでしょうか?
五重塔などが、派手な文様の間に描かれています。
最後はこちら。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/477824447
これも1950年前後ののもので、ブランドはリバティハウスです。
シルバーの地が光り輝くようで、なんとも贅沢なアロハですね。
シルクのプリント生地は、(上で述べた、ごく一時期のシャヒーンを除くと)
ほとんどが日本から輸入されたもので、
1950年前後だと、おそらく京都でプリントされていたでしょう。
ヴィンテージアロハシャツの中でも独特のグループと言えるでしょう。
今回はこの辺で。次回をお楽しみに。
今回は「シルク製アロハシャツ」を取り上げます。
シルク製アロハシャツというと、最初期の非常に古いものをイメージするかもしれませんが、
実際は、戦後のものがほとんどで、1950年前後の和柄と、
1950年代後半~1960年代の、地味系(茶系が多い)のもので、
柄は和柄だけでなく、ハワイ柄や和洋折衷柄も多く存在します。
それではさっそく見ていきましょう。
まず最初はこちら。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m378033077
これは特に素晴らしいですね。
ブランドは不明ですが、1940年代末~1950年代初頭の、ハワイ製だと思われます。
島になっている竜宮城(でしょうか?)と、宝船が、青い海に浮かんでいる柄です。
宝船の柄はたくさんありますが、
要塞のような、岩で囲まれた島(滝があり寺がある)の柄は非常に珍しく、
また秘密基地のようで、すごくかっこいいです。
織ネームが付いていないのは、オーダーメードだからではなく、
所有者が、首に当たるのを嫌って、取ってしまったからだと思います。
ただし、ありふれた柄ではないので、ホノルルの個人商店が少しだけ作ったもの
(既製品/オーダー品のどちらも、可能性としてはあります)ではないでしょうか。
続いてはこちら。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b332522801
これも織ネームがないためブランドが不明ですが、
同じく1950年前後のハワイ製、筆者はカハラ製だと推測します。
平安貴族の柄なので、源氏物語あたりを絵にしたものでしょうか?
サンサーフなどでは復刻しなさそうな、
(色目は派手だけれど)モチーフが地味で売れなさそうな柄ですね。
筆者などは、そういう柄こそがヴィンテージっぽくて好きですけどね。
そしてこちら。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k469929863
これは少し新しいですね。
1950年代末頃のものと推測します。
(冒頭の説明で言えば「地味系」に入る部類です)
ブランドはチェリーブロッサムです。
畑商店(Sハタ)の妹がやっていたお店で、オーダーメードなどもしていました。
和柄が多いですね。
さらにこちら。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d234808900
これも織ネームがないためブランドが不明ですが、
1950年代初頭のものです。
筆者の見立てでは、シャヒーン製
(またはシャヒーンから生地を買って仕立てた、ワイキキスポーツあたりのもの)
だと推測します。
ちなみにシャヒーンは、大手メーカーで唯一ハワイにプリント工場を持ち、
自社一貫生産していました。
コットンプリントがほとんどでしたが、工場を稼働させた初期(1950年代初頭)に
わずかにシルクプリントも生産していました。
お次はこちら。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f118419187
カリフォルニアのジェニーというブランドですが、
詳細は不明です。カリフォルニア製のシルクアロハというのは珍しいですね。
あまり見かけません。
1950年代前半頃のものでしょうか?
五重塔などが、派手な文様の間に描かれています。
最後はこちら。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/477824447
これも1950年前後ののもので、ブランドはリバティハウスです。
シルバーの地が光り輝くようで、なんとも贅沢なアロハですね。
シルクのプリント生地は、(上で述べた、ごく一時期のシャヒーンを除くと)
ほとんどが日本から輸入されたもので、
1950年前後だと、おそらく京都でプリントされていたでしょう。
ヴィンテージアロハシャツの中でも独特のグループと言えるでしょう。
今回はこの辺で。次回をお楽しみに。
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