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ハワイの衣料品製造業の歴史 その10 1925年 商工会議所のリポート(前編) [ファンダバーク著ハワイの衣料品製造業]

ファンダバーク教授の本の翻訳が続きます。


『1925年 商工会議所のリポートが2つの衣料品工場のことをリポート(前編)

  1925年、ホノルル商工会議所の貿易商業工業発展委員会が、
 カーティス・シールズ氏を工業担当事務官として雇った。
 彼を雇用した目的は、現在のホノルルの会社の数を増やし雇用を増やすために
 どんな新会社があるかを確認しようと、
 ホノルルの物資と商業活動を集計することだった。
 そしてその調査結果はリポートにまとめられ、
 1926年の初めに商工会議所の会頭と会員に配られた。
 1925年に、製造業とその可能性を広く調べてみると、
 労使双方にとって非常に魅力的な可能性が数多くあることが分かった。
 リポートは次のように述べている。

  ”ホノルルくらいの大きさまで発展してくると、
  輸出用だけでなく域内消費用にも、
  ある種の物品を生産せざるを得なくなるものである”

 そして衣料品と生地については次のように述べている。

  ”オアフ・ガーメント社とハワイ衣料品製造会社”

  ”オーバーオールやその類似衣料品の業況を調査したところ、
  この種の衣料品を、現在ハワイで生産している年間20万ドル強に加えて、
  米国本土から購入している、年間30万ドル強を上積みして
  生産できるようにしていくためには、
  必要なステップを踏んでいくのが賢明であるとわかった。” 』



1925年にハワイで稼働していた衣料品工場というのは、
オアフ・ガーメント社とハワイ衣料品製造会社の2つでした。
(東洋エンタープライズの実名ラベルでも発売されている、
ハワイを代表するワークウェア・ブランドですね)

まだまだ工場生産が少なかった時代ですから、
伸びしろは大きいと見積もられたようです。
その可能性について、商工会議所が調査をしていたわけで、そのリポートの中に、
このあと、作業着(ワーク・クロージング)の細かいデータが登場します。

お楽しみに。

(次回に続く)
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