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会員誌「パートナー」2002年6月号掲載 「アロハシャツの歴史」その4 [月刊パートナー]

パートナー2002年6月号掲載 「アロハシャツの歴史」その4

京都の繊細な柄の生地が重宝された

(その3から続く)

 名前の由来はともかく、アロハシャツはその後、徐々に認知されていく。
35年に来島したビング・クロスビーの影響で、
30年代後半のハリウッドでは、アロハシャツを着ることがカッコいいと見なされ、
映画スターたちがわざわざハワイを訪れては買っていくようになった。

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(amazonより転載)

こうしたこともあって、アロハシャツは
ハワイを訪れる観光客に人気のみやげ品となっていった。

 ところが39年頃、サーファーやフラガール、熱帯の花といった、
いかにもハワイらしい柄のシャツが売り出されるようになった。

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(筆者コレクションより)

日本調の柄が飽きられたのかハワイらしくないと思われたのか、理由はわからない。
が、確かなことは、既製の和服地を使うのではなく、
リゾート気分にあふれたハワイ的な柄の生地をわざわざ新しく作っても元が取れるほど、
アロハシャツは大量に作られ、一般的になったということだ。
そしてこのころを境に、アロハシャツはハワイ的な柄が主流になるのである。
(次回に続く)
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