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会員誌「パートナー」2002年6月号掲載 「アロハシャツの歴史」その1 [月刊パートナー]

以前ご紹介した別冊ライトニングの記事と同様、
筆者が過去に執筆した雑誌の記事を、数回に分けて再録します。

今回は、三菱UFJニコス(クレジットカード会社)が発行する、
会員向け情報誌「partner」の、2002年6月号に掲載された記事です。
この雑誌は、
「「旅」「食」「物」をテーマに「本物」の魅力を改めて伝えるとともに、
皆様の生活を彩る上質な情報をご紹介します。」
というコンセプトを持つ会員誌です。

内容は、「アロハシャツの歴史」をコンパクトにまとめたものになります。
過去の記事と重なる部分もありますが、ご了承ください。

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パートナー2002年6月号掲載 「アロハシャツの歴史」その1

最初は日本調の和服柄だった

 おととし、つまり2000年の6月上旬、全国紙数紙に、ある人物の訃報が掲載された。
(紙面ではチュンと表記)という名の中国系アメリカ人二世で、
「アロハシャツの考案者」とされる人物である。

IMG_0846.jpg
(「定本ハワイアンシャツ」より転載)
hawaiian_shirt_2.jpg
(todayonline.comより転載)

彼自身が語る、アロハシャツ誕生のいきさつはこうだ。
彼はイエール大学を卒業後、1932年にホノルルに戻り、父親が営む雑貨店を継承。
地元の高校生が着ていた花柄のシャツにヒントを得て、
別の店で数十枚のシャツを反物から作ってもらい、
「アロハシャツ」と命名して34年頃発売。
36年にはその名前を商標として登録した、と。
商標の登録以外は確たる証拠がないので、この話がどこまで本当かはわからないが、
仮に本当だとしても、
アロハシャツを製品として最初に作ったのが彼だということにすぎない。
その「原型」はもっと自然発生的に生まれてきたものであろう。
(次回に続く)

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