ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ（330）まもなく終了のアロハシャツ

"ほぼ毎日” お届けしている
「ヤフオクで見かけた
ヴィンテージアロハシャツ」
の企画。
本日は「まもなく終了の
アロハシャツ」をご紹介します。

こちら　↓　になります。











https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p1105192281

手前にヤシの木の林、
その奥に海が広がり、
さらに奥には
ダイヤモンドヘッドのような
山がそびえています。

「デューク・カハナモク」の
有名柄です。
ホリゾンタル・パターンの
代表例として
取り上げられることも
多いですよね。

素材はレーヨンですが、
プリントはオーバープリント、
ボタンは白の尿素ボタンです。



さて、この柄、
紺地のものがよく専門書に
掲載されていますよね。
ヤフオクで探したのですが
出ていなかったので、
こちらをご紹介しておきます。







https://www.vintage-alohashirt.com/topics/769/
（サンサーフのHPより）

ちなみにこちらは
プリントが抜染になります。


比較してみると
いろいろと違いがあります。

紺地の方は
・正方形の織ネーム
・貝ボタン
です。
それに対して白地の方は
・長方形の織ネームで、
　「メイド・バイ・シスコ」
　の文字あり
・尿素ボタン
です。

一般に正方形の織ネームの方が
年代が古いと言われており、
1950年代初頭の製品だと
推測されます。

一方、長方形の織ネームの方は
1950年代半ばの製品だと
思われます。
ボタンも
貝ボタンから尿素ボタンに
グレードダウンしたと
考えられます。

おそらく人気のあった柄で、
長期に販売されたのでしょう。
そして織ネームやボタンも
時代と共に変更されたのだと
思います。



今回はこの辺で。
次回をお楽しみに。





（次回に続く）

タグ：アロハシャツの歴史 ヴィンテージ・アロハシャツ デューク・カハナモク ホリゾンタル・パターン 抜染