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ハワイの新聞記事から その295 1956年 カハラ・スポーツウェア~品質はカハラのファッションの基本方針(5) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

現在は、
ハワイの衣料品産業に関する
1956年のホノルル・
アドヴァタイザー紙掲載の
シリーズ記事の第9回、
カハラ・スポーツウェアです。

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『シリーズ ハワイの
ファッション産業(9)
~カハラ・スポーツウェア
品質はカハラの
ファッションの基本方針(5)
文/ナンシー・ハーロッカー

 カハラの布地のほとんどは
コットンである。

プリントの柄は独自のもので、
12年もの長い間、市場に出ている
プリント柄もある。

デール・バレットは
幅広いスタイルのデザイナーで、
そのスタイルは、
あらゆる場面に合うことと、
あらゆる場面で最先端の
ファッションであることとの
両方に重きを置いている。

 カハラが魅力的な高級服を
本土市場に供給し続けることは、
ハワイの衣料品産業という
伸び行く産業の功績を
ますます称えることに
つながってきたのである。』

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https://www.feeetshop.net/product/65269

(古着屋FeeetさんのHPより引用
~本文とは関係ありません)

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この記事が書かれた
1956年時点では、
「布地のほとんどはコットン」
だそうです。
これはかなり興味深い記述ですね。

1940年代後半~50年代初頭には
レーヨン抜染のアロハシャツを
大量に生産していたカハラですが
(例えば上の写真のシャツ)、
1956年には、
「レーヨン抜染だけでなく
レーヨン壁縮緬のシャツも
ほとんど作っていなかった」
ということを意味するからです。

また、
「12年もの長い間、
市場に出ている
プリント柄もある」
という記述も興味深いです。

12年と言えば、1944年から
続いているということに
なるからです。
そんなにロングセラーの柄が
あったとは驚きですね。

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この記事は
今回で終わります。
次回からはまた別の記事を
ご紹介します。
お楽しみに。



(次回に続く)

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