SSブログ

ハワイの新聞記事から その259 1956年 ナニ・スポーツウェア~ナニのデザインにはヨーロッパの味付けがある(4) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

現在は、
1956年のホノルル・
アドヴァタイザー紙掲載の、
ハワイの衣料品産業に関する
シリーズ記事の第7回で、
ナニ・スポーツウェアに関する
記事になります。

****************************

Nani 2'.jpg

Nani 2.jpg

特別内蔵ブラと
お揃いの
オーバーコートとが付いた、
体にぴったりフィットした
この水着は、
コットン・ブロードクロスで
作られている。
ビーチ・アンサンブルは
東洋のバティック柄と
なっている。

****************************

『シリーズ ハワイの
ファッション産業(7)
ナニ・スポーツウェア~
ナニのデザインには
ヨーロッパの味付けがある(4)

 ロバート・フレイザーは、
ハワイ衣料品メーカー組合の
組合長に新たに
選出されたのであるが、
カマイレ通りにある、
同社の大きな工場の
総支配人である。

そこには約100人の
従業員がいる。

1階では、
カラフルな生地に囲まれて、
いくつもの電動機械が
全速力で稼働している。

その一方、2階では、
ロバートソン女史と
そのスタッフが
新しいデザインを
創作しているのである。

 デザイナーの
ロバートソンは言う。

「服を単に作るのでは
ありません。

建造するのです。

ドレスメイキング・
ビジネスをマスターした
女性たちであれば、
12のピースで
構成されている
水着の型紙を
買うということ、
あるいは
6つのピースから
できている
細身ドレスの型紙を
買うということは、
どういうことかを
知っています。

しかし、
35ピースもある水着や
18ピースもある
細身ドレスを
デザインするとき、
それはもはや
ソーイングではなく、
建造なのです。」』



(次回に続く)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ファッション

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。