SSブログ

ハワイの新聞記事から その186 1956年 カハナ~娘たちがオリヴァーのデザインに影響を与える(1) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、アロハシャツに関するハワイの新聞記事の中から、
面白そうなものをランダムに選び、翻訳してご紹介しています。

今回からしばらくは、1956年のホノルル・アドヴァタイザー紙に掲載された、
カハナ・マニュファクチャリング社に関する記事を翻訳していきます。

これは「ハワイのファッション産業」というシリーズ記事の第1回目になります。



Kahana.jpg

i-img1037x1200-1652234614mxspri50771.jpg

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m1051237317
(ヤフオク出品物より引用)



『シリーズ ハワイのファッション産業 第1回 カハナ
1956年 娘たちがオリヴァーのデザインに影響を与える(1)
文/ベツィ・ホブス

編集者注:これは、ハワイの衣料品産業に関するシリーズ記事の第1回である。

ハワイの衣料品産業は今後5年以内に1千万ドルのビジネスになると予想されている。

この記事は、ハワイ衣料品メーカー組合に属する会社の、
地元向け及び輸出向けの、ファッションと流行を映しているであろう。

カハナ・マニュファクチャリング社が、第1回記事の主題である。

オーナーのトーマス・オリヴァーは同組合の組合長としての
2期目を満了するところである。


 もし、トーマス・オリヴァーの家族に今より多くの娘がいたとしたら、
彼の財産目録に婦人服小売店があったかもしれない。

 しかし、マイケルとかゲイリーという店名の婦人服店のことを
一体誰が聞いたことがあるであろうか?(誰も聞いたことがないだろう) 

オリヴァーの4つの小売店に、
長男マイケルや末っ子ゲイリーにちなむよりもむしろ
娘にちなんだ名前を付けるのは、もちろん筋が通っている。

 娘のペニーは、現在11歳でとても服好きなのであるが、
最初の店ペネロペスにインスパイアを与えた。

ロビン・キャスリーンは、2つの同名店、
ワイキキのキャスリーンズとアイナ・ハイナに返還を要求することが出来る。

妹のヴァレリーは、ヴァレリーズ・サーフショップのドアに自分の名前が付いている。

 これらの店やその他の地元の店で、
オリヴァー自身がデザインした服を見つけるであろう。

ちなみにそれらの服には、製造工場から取ったカハナというブランド名が付いている。

そのブランド名は、子供や大人や動物にちなんで名付けられているのではなく、
カハナ湾にちなんで名付けられている。』



カハナ・マニュファクチャリング社は、かなりマイナーなメーカーです。
ヴィンテージ・アロハシャツではあまり見かけません。
カハナモクやカハラに名前が似ているため、混同している人もいるかもしれません。

ちょうどヤフオクに、有名なメニュー柄が出品されていたので
ご紹介しておきました。

あまり見かけない理由は、製造期間が短かったからではないかと
筆者は推測しています。
1950年前後から、1950年代末頃までの、10年前後だったのではないでしょうか?

この謎の多いブランドに関する記事は、
新しい情報をもたらしてくれるのではないかと期待しています。



(次回に続く)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ファッション

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。