SSブログ

ハワイの新聞記事から その181 1930 ムサシヤ・ザ・シャツメーカーが会社組織にする(7) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、アロハシャツに関するハワイの新聞記事の中から、
面白そうなものをランダムに選び、翻訳してご紹介しています。

現在は、1930年のホノルル・スターブリトゥン紙に掲載された、
ムサシヤ・ザ・シャツメーカーの記事をご紹介しています。
今回が最終回となります。



スクリーンショット 2022-07-06 223623.jpg

『1930年 リバー通り沿いの有名なシャツメーカーが会社組織にする(7)

 「ミヤモト・ザ・シャツメーカーではうまく機能しなかったでしょう。

なぜなら、宮本という名前は日系人の間でかなり一般的で、
どんな宮本でもシャツメーカーをその名前に引き寄せうるからです。

また、ほかのどんな苗字でも同じ出っ歯に行き当たったかもしれません。

頭に苗字を持ってきてもせいぜい、その人となりや職業、
あるいは出身地を表す程度だということを歴史は示しています。

したがってムサシヤ・ザ・シャツメーカーは製品と名前を結びつけ、
その名前を人間らしくし、その結果、より面白くし、
そしてその名前を、ある程度分離させたのです。

今では宮本は、ミヤモトよりもムサシヤという呼びかけに、
よりたやすく答えさえするのです。

もし彼が、法的な呼び名としてその名前に究極的に適応するのであれば、
彼は、それに適応した最初の人物でも最後の人物でもないでしょう。」

 知的に作られ、適切な範囲の新聞に掲載された広告の力というのは
そういうものである。』



次回は、ムサシヤに関する、また別の新聞記事をご紹介します。
お楽しみに。



(次回に続く)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ファッション

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。