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ハワイの新聞記事から その53 1960 エルシー・ダースの芸術的才能(17) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、アロハシャツに関するハワイの新聞記事の中から、
面白そうなものをランダムに選び、翻訳してご紹介しています。

現在は、ホノルル・アドヴァタイザー紙の1960年の記事を翻訳しています。
話題は、戦前はテキスタイル・デザイナーとして活躍し、
戦後はドレスのデザイナーとなったエルシー・ダースについてです。



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『エルシー・ダースの芸術的才能(17)
 文/ペギー・マッケンジー

 ワイキキ店の奥の作業部屋には、
女性に欲しくてたまらなくさせるような布地が大量にある。

例えば、インドからの布地や、タイからのシルク、
デンマークやスウェーデンのコットン、フランスやイタリアのシルク、
エジプトの上質なコットンサテンなどである。

最上のものだけ、合成繊維はなし、得意先の生地は一切なし。

 「新しい素材が入ってくるたびにわくわくします。」
とエルシーは頬を赤らめて言う。

「ヨーロッパのものよりも東洋のものに、よりわくわくします。」』




エルシー・ダースは、戦前から日本に布地のプリントを発注していたくらいですから、
アジアの布地に対してはそれなりの理解と敬意を持っていたでしょうが、
戦後に世界旅行、特にアジアを旅行してから、
海外の生地に、より興味を持つようになったようです。




(次回に続く)

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