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リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その196 1980~90年代の男性服(4) [リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』]

元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。

現在の話題は「1980~90年代の男性服」についてです。



『第9章「1980~90年代:ハワイの文化復興とレトロ・スタイル

 男性服(4)

(引用・続)
しかしもし、ある男性がそのような集まり
(訳注:重役会、委員会会合、立法公聴会など)で目立ちたいと思うなら、
もしライバルを微妙に出し抜きたいと思うなら、
あるいはネイティブとしての明白な身分を示したいなら、
パラカを着ることでしょう。

パラカを着るということは、ハワイのエリートが持つスノッブさや、
自分たちのことを、ハワイの子供たちを意味するカマアイナと呼ぶような
重役仲間が持つスノッブさを、ずるがしこく利用することなのです。

男性地元民のバッジはパラカなのです。(引用・終わり)』




パラカは、古い時代(1930年代)からありますが、
何度もリバイバルしているので、様々な年代のものが存在します。

上の文章で触れられている、1980~90年代頃のパラカは、
例えば、このような ↓ ものでしょう。

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https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p682282668


ちなみに先日ヤフオクに出品されていた(現在は終了)
「カハラ」の、1960年代のパラカは、こちら ↓ になります。

i-img600x450-1633827600wiycnv623541.jpg


両者の質感はそれなりに違うでしょうが、
見た目には(特に画像では)違いがよく分からないと思います。



(次回に続く)

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