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リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その195 1980~90年代の男性服(3) [リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』]

元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。

現在の話題は「1980~90年代の男性服」についてです。



『第9章「1980~90年代:ハワイの文化復興とレトロ・スタイル

 男性服(3)

(以下引用)
 24時間・全天候で着られる、ハワイの男性向けの制服は現在、
ぱりっとしたボタンダウンのアロハシャツです。

仕事の約束があるときや重要な社会的場面では
裾をトラウザーの中に入れて着ますし、
裾を出せばスポーティにもなります。

そのような服は、どんな重役会議や委員会会合、
立法公聴会にもふさわしいですし、
また街にある事実上全てのレストランの、
1日のどんな時間帯にもふさわしいのです。(引用・続)』




「ぱりっとしたボタンダウンのアロハシャツ」をebayで探してみたところ、
こんなシャツ ↓ が見つかりました。

s-l1600 a.jpg

s-l1600 b.jpg

https://www.ebay.com/itm/224411678971?hash=item343ffa78fb:g:QhQAAOSwzN9fux7B


「ぱりっとした(crisp)」という表現は、おそらくコットン生地を指すと思われますが、
このシャツはコットンとポリエステルの混紡生地で、襟はボタンダウンです。
また「Servco」というロゴが刺しゅうされているところから、
単なるアロハシャツではなく制服だったことがわかります
(Servcoはトヨタ系のディーラーだそうです)。

上の文章は、このようなシャツのことを語っていると考えてよさそうです。



(次回に続く)

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