リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その175 1980～90年代の衣料品生産（２）

元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。

現在の話題は、「1980～90年代の衣料品生産」についてです。



『第９章「1980～90年代：ハワイの文化復興とレトロ・スタイル

　衣料品生産（２）

（続）しかしながら、ハワイの音楽、食べ物、アロハシャツに対する、
本土、特に西部諸州での需要は、世紀末を迎えるにつれて、増加している。

多くの本土の会社はハワイアン・シャツをインターネット上で販売しており、
あるハワイの会社、ヒロ・ハッティは最近、
南カリフォルニアに店舗をオープンした
（著者注：1999年５月７日付パシフィック・ビジネス・ニュース紙掲載の
エド・ランペル執筆「ハワイのメーカーは西部で金を見つける」より引用）。

またトリ・リチャードやカメハメハもまた
米国本土や日本で、かなり多くの商売をしている。』




1980～90年代頃に作られたと推測される、
ヒロ・ハッティ、トリ・リチャード、カメハメハを、ヤフオクで探してみました。

まず最初にヒロ・ハッティです。





https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/1004360947

こちらは素材がポリエステルなので少し古そうで、
1970～80年代製でしょうか？





https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m491797296






https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/q383785726


続いてトリ・リチャードです。





https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e525593404

表面に凹凸のある生地を使った、1970～80年代製です。






https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/u175036788


最後にカメハメハです。





https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g369617938






https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b223269671

上の２着は、ヴィンテージの有名柄を復刻したものです。
1990～2000年代製でしょうか？


ここでは触れられていませんが、
レイン・スプーナーやパラダイス・ファウンドなども
1980～90年代の日本で売られていました。





https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b1008653837

筆者は1980年代末頃に、この柄　↑　のアロハシャツを、
渋谷のレッドウッドで（もちろん新品で）購入したのを覚えています
（だからその年代のものだと、確実に言えます）。



（次回に続く）

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