SSブログ

リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その170 1980~90年代の布地(3) [リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』]

元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。

現在の話題は、「1980~90年代の布地」についてです。



『第9章「1980~90年代:ハワイの文化復興とレトロ・スタイル

 布地(3)

 トリ・リチャードのライフスタイル柄を描く際のアイデアは、
その広大なアーカイブに由来しており、
それは過去半世紀以上蓄積されたものである。

トリ・リチャードは、書籍、雑誌、あらゆる種類の美術品、流行、
そしてヨーロッパ・ファッションの中心地への旅行などから集められた
3000~4000点のプリント柄のアーカイブを持っている。

例えばインドからもたらされた、ある衝立は、
「虎の狩り」と命名された、
トリ・リチャードのあるプリント柄を描く際の
インスピレーションの元となった。(続)』




トリ・リチャードの、1970年代頃の織ネームと推測されるのが、
こちら ↓ です。

i-img640x480-16255825013jvujr17948.jpg


生地は、ポリエステル製です。

i-img480x640-16255824877y88ok469043.jpg

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n481367117


1980~90年代以降になると、
「クックストリート」という派生ブランドが登場してきます。
こちら ↓ です。

i-img1200x1200-16246272540ju7mh154979.jpg


生地はコットン製です。

i-img1024x986-1624627254kyyt6l154979.jpg

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p853060549


同じ頃の製品がこちらです。

i-img749x749-1556962949tkd6jz1531074.jpg

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g344701235

i-img450x600-16252958156wkzrn74798.jpg

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/j716972115


レイン・スプーナーの柄にもやや似ており、
もしかすると当時の流行を反映しているのかもしれません。
ただし、ボタンダウン・カラーが少ない(ほとんどない)ところが
レイン・スプーナーとの違いでしょうか。



(次回に続く)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ファッション

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。