リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その167 1980~90年代の文化的背景(6) [リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』]
元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。
現在の話題は「1980~90年代の文化的背景」についてです。
『第9章「1980~90年代:ハワイの文化復興とレトロ・スタイル
文化的背景(6)
(続)「私たちはほぼ毎晩そこ(訳注:テリトリアル・タヴァーン)にいました。
自分たちの精神を、昔のハワイのスタイルの中に置こうと努めていました。
その頃私はタヴァーンに着て行く服を探し始めており、
男性物のシルキーズを1着150ドルで何着か買いました。
私はシャツの裾を腰の位置で結んでいたのですが、
周りのみんなはそれを気に入ってくれました。
しばらくたってから、
その着古したシルキーズをリメイクすることに関して考えを巡らせているのは
本当に自然なことであるように思えました。」
(著者注:1998年9月7日付『パシフィック・ビジネス・ニュース』紙掲載の
アンドリュー・ゴメス執筆「制服がアロハ服メーカーの生活を支えている」より引用)』
「ダノ」というブランドは古着でもあまり見かけませんが、
探してみると、こんな ↓ シャツを作っていたことがわかりました。
(Etzyの出品物より引用)
説明文には「レーヨン素材で、日本製」と記載されています。
1970~80年代のハワイのブランドのアロハシャツで、
プリントだけでなく縫製まで日本で行われていたというのは
少し意外な感じがします。
柄は、ヤシの木のボーダーパターンで、
ヴィンテージのカメハメハの有名柄を復刻したものになります。
なかなかにこだわったブランドだったようですが、
このブランドやメーカーのことは、
会社名が「ダノ・インク」であることと、
ホノルルの「1143 Young St」に会社があったこと、
がわかっただけで、それ以上詳しくはわかりませんでした。
現在は、このような、倉庫のような建物 ↓ が建っています。
(ストリートビューより引用)
またヴァレリー・テーラーというデザイナーについても調べてみましたが、
該当する人の情報は見つけられませんでした。
(次回に続く)
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。
現在の話題は「1980~90年代の文化的背景」についてです。
『第9章「1980~90年代:ハワイの文化復興とレトロ・スタイル
文化的背景(6)
(続)「私たちはほぼ毎晩そこ(訳注:テリトリアル・タヴァーン)にいました。
自分たちの精神を、昔のハワイのスタイルの中に置こうと努めていました。
その頃私はタヴァーンに着て行く服を探し始めており、
男性物のシルキーズを1着150ドルで何着か買いました。
私はシャツの裾を腰の位置で結んでいたのですが、
周りのみんなはそれを気に入ってくれました。
しばらくたってから、
その着古したシルキーズをリメイクすることに関して考えを巡らせているのは
本当に自然なことであるように思えました。」
(著者注:1998年9月7日付『パシフィック・ビジネス・ニュース』紙掲載の
アンドリュー・ゴメス執筆「制服がアロハ服メーカーの生活を支えている」より引用)』
「ダノ」というブランドは古着でもあまり見かけませんが、
探してみると、こんな ↓ シャツを作っていたことがわかりました。
(Etzyの出品物より引用)
説明文には「レーヨン素材で、日本製」と記載されています。
1970~80年代のハワイのブランドのアロハシャツで、
プリントだけでなく縫製まで日本で行われていたというのは
少し意外な感じがします。
柄は、ヤシの木のボーダーパターンで、
ヴィンテージのカメハメハの有名柄を復刻したものになります。
なかなかにこだわったブランドだったようですが、
このブランドやメーカーのことは、
会社名が「ダノ・インク」であることと、
ホノルルの「1143 Young St」に会社があったこと、
がわかっただけで、それ以上詳しくはわかりませんでした。
現在は、このような、倉庫のような建物 ↓ が建っています。
(ストリートビューより引用)
またヴァレリー・テーラーというデザイナーについても調べてみましたが、
該当する人の情報は見つけられませんでした。
(次回に続く)
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