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リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その160 1970年代の男性服(6) [リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』]

元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。

現在の話題は、「1970年代の男性服」についてです。



『第8章「1970年代:民族の祝賀

 男性服(6)

(続)派手な柄の布地は
ビジネスの世界には少しばかりショッキングであると見なされ、
リバース・プリントの布地で折衷案が作られたのである。

カジュアルなアロハシャツとは対照的に、
ビジネス・シャツにはより柔らかな色が使われた。

ハワイのカジュアル・シャツはそれまで、
一般的にはトラウザーの上に(訳注:裾を出して)
ゆったりと着られてきたので、
1970年代にアロハシャツがビジネスの環境に移行する間、
オフィスでアロハシャツを着る適切な方法について
大きな議論を呼んだ。(続)』




こちら ↓ は、レイン・スプーナーのアロハシャツで、
前回ご紹介した「ラハイナセーラー」に類似した柄になります。

i-img1200x1200-1623097968l8jvuu87413.jpg

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m500723307

1980年代から90年代頃の、比較的新しいものになりますが、
落ち着いた色と柄で、しかもリバース・プリントというところが、
上の記述で触れられている「ビジネス・シャツ」に近いものだと思われます。

このようなシャツの裾をトラウザーの中に入れてベルトを締めて
オフィスで着るようになったのが1970年代以降だと、
アーサー氏は述べているわけです。



(次回に続く)

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