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リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その121 1960年代の布地(2) [リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』]

元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。

現在は「1960年代の布地」について論じられています。



『第7章「1960年代:州昇格後の時代

 布地(2)

(続)1960年代前半のアロハ服に見られる布地は、
繊細な柄を大切にする傾向があった。

1960年代の終わりまでには、柄はより大胆になり始めた。

カメハメハ・ガーメント社は、1960年代前半に、
ナイロンのニット地にハワイ柄をプリントした、
ストレッチの効いた布地を水着用に生産した。

男性服での、1960年代の主な技術革新は、
アロハシャツにリバース・プリントを使ったことである。

しばしば「裏返しシャツ」とも呼ばれるが、
布地の裏面が、正しい面として意図的にアロハシャツに使われたのである。』




上の記述の中に
「1960年代前半のアロハ服に見られる布地は、繊細な柄を大切にする傾向があった。」
という文章がありますが、ここで言う「繊細な柄」というのは、
例えば、こんな柄 ↓ (=シブい柄)を指すものと思われます。

i-img1080x1080-1625717793fthklg43572.jpg

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e528299755


それに対して、
「1960年代の終わりまでには、柄はより大胆になり始めた。」というのは、
例えばこんな柄 ↓ を指すのでしょう。

i-img700x700-15988538247cwibw3214849.jpg

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b497409366



「1960年代の布地」の話は、短かったですが、今回で終わり、
次回からは「1960年代の衣料品生産」という話題に移ります。
お楽しみに。



(次回に続く)

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