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リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その117 1960年代の文化的背景(4) [リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』]

元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。

現在の話題は「1960年代の文化的背景」についてです。



『第7章「1960年代:州昇格後の時代

 文化的背景(4)

(続)本土の流行が、1950年代の落ち着いた保守主義から、
進歩的なリベラリズムや、1970年代に醸成されたような社会的反抗へと移った時、
ハワイはその後を追わなかった。

流行がハワイにやって来るのはそれ以前もしばしばゆっくりだったし、
1960年代のハワイは、若者のムーブメント、ポップ・アート、
ロックンロールに対する米国での熱狂を熱心に取り入れることはしなかった。

このことは1960年代のハワイの服にはっきりと見て取れる。

アロハ服は、1960年代の最後の最後になってようやく、
本土で有名だったワイルドな
(訳者補足:サイケデリックな、といったニュアンスか)布地を
見せびらかし始めた。』




上の記述にある、「ワイルドな布地」の良い例がい見つかりませんでした。
サイケデリックなニュアンスが出ているのが、
例えばこちら ↓ あたりでしょうか?

i-img700x700-1595679929kco96l1569163.jpg

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/v735165125

ハワイ製かどうかは表示がないためわかりませんでした。


また、ハワイ製のシャツでは、例えばこちら ↓ あたりが、
「ワイルドな布地」という感じでしょうか?

s-DSCN8808.jpg

(筆者コレクションより)

1960年代末ころには、アロハシャツとは呼べないような、
抽象的な図柄のプリントシャツが多かったようで、
上のシャツもそんな1着だと推測されます。
織ネームは「リバティハウス」です。



(次回に続く)

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