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リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その55 1945年~1950年代半ばの文化的背景(6) [リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』]

元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。

現在は「1945年~1950年代半ばの文化的背景」について語られています。


『第5章「1945年~1950年代半ば
     :クラシック・シルキーズ(古典的レーヨン羽二重)

  文化的背景(6)

(続)
このアロハウィークというお祭りは、
現在では(訳注:姿を変えているものの、)
9月から11月初めまで続くものとなっており、
ハワイ諸島すべてでさまざまなイベントが予定されている。

1947年にアロハウィークを創設したことは、
アロハシャツを仕事服として永続的に採用することを通して、
くすんだ色の仕事服を葬り去ることにつながったのである。』



アロハウィークが始まった最初の頃は、
アロハシャツはアロハウィークを盛り上げるためにその期間だけ着る衣装
(コスプレのようなもの)として広まったわけですが、
それが次第に、アロハウィークの期間以外にも着るようになり、
仕事の際に着る服としても認知されるようになった、ということです。

その意味でもアロハウィークというイベントは、単なるお祭りにとどまらず、
ハワイの生活や経済を大きく変えた出来事であると言ってよいでしょう。



「1945年~1950年代半ばの文化的背景」についての記述は今回で終わります。
次回からは「1945年~1950年代半ばの生地」について語られることになります。
お楽しみに。




(次回に続く)
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